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トップ  バックナンバー  2020年  2月  第376回 法隆寺 1400年の秘密

法隆寺 1400年の秘密

●本放送 令和2年 2月19日(水) 22:30~23:20 総合 全国
※放送予定は変更されることがあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

出演:岡倉天心 役:阿邊龍之介/壮年の西岡常一 役:木村知幸

エピソード1 祈りが生んだ奇跡の伽藍(がらん)

法隆寺 五重塔と金堂
奈良・法隆寺の壮麗な建物や宝物はなぜ生まれ、今に伝えられたのか。その答えを知るには、法隆寺創建にまでさかのぼらなければなりません。聖徳太子による建立。最大の庇護(ひご)者たる太子の死後、寺を襲った数々の災難。その法隆寺を守ったのは、聖徳太子が説いた仏教の教えでした。
 

エピソード2 かけがえのない美を守れ

明治時代になると新政府の政策、さらに仏教を排斥する運動「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」で法隆寺は経済的苦境にも立たされます。あわや貴重な寺宝も失われるという時、現れたのが岡倉天心(おかくら・てんしん)でした。日本美術の風雲児の、法隆寺の美、日本の至宝を守る大いなるこころみ。
天心と法隆寺の関わりは日本の文化財保護へ
 

エピソード3 飛鳥の秘技よ よみがえれ

西岡はまず当時の道具復元に取り組んだ(ドラマパートより)
1949(昭和24)年1月26日、火災で法隆寺金堂の大半が焼けてしまいます。その再建を託されたのが、代々法隆寺に仕えた「宮大工」たち。その棟梁の西岡常一(にしおか・つねかず)は、なんと創建時の飛鳥時代の大工道具復元から手がけます。いにしえの技に挑んだ宮大工たちの悪戦苦闘の日々。
 

参考文献

『日本美術全集 法隆寺と奈良の寺院』(長岡龍作 小学館)
『聖徳太子 ほんとうの姿を求めて』(東野治之 岩波ジュニア新書)
『増補改訂 岡倉天心アルバム』(中村 愿・小泉晋弥 中央公論美術出版)
『斑鳩の匠 宮大工三代』(西岡常一・青山 茂 平凡社)

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