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トップ  バックナンバー  2019年  4月  第345回 興福寺 七転び八起き 日本の文化はここで生まれた

興福寺 七転び八起き 日本の文化はここで生まれた

●本放送 平成31年 4月24日(水) 22:30~23:20 総合 全国
●再放送 令和元年 5月 7日(火)
15:08~15:58
総合
全国
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

配役:加藤雅也(奈良出身):アニメ部分 語りおよび運慶、世阿弥ほかおもな登場人物 声

エピソード1 阿修羅から運慶へ

興福寺の受難が仏師・運慶を生んだのか(番組内アニメより)
710年、平城京遷都と同年に建てられた興福寺。その後の7回の火災のうち3回は11世紀のこと。創建者である藤原氏の力で、当初は驚異的なスピードで再建されました。1181年、源平争乱の時代。平家の焼き打ちで4回目の焼失。復興に尽力した人々の中には興福寺「堂衆」の可能性もある運慶も?!
 

エピソード2 踊る僧兵から世阿弥へ

鎌倉時代の中頃、落雷で火災(5回目)。復興で力を発揮したのは下級僧侶「衆徒(しゅと)」「堂衆」でした。彼らには芸能をたしなむ「踊る僧兵」の面も。6回目の焼失は南北朝の争いなど戦乱で再建が中断。足利義満の時代にようやく果たされます。義満と興福寺をつないだ一人が猿楽師の世阿弥でした。
6回目の火災(番組内アニメより)
 

エピソード3 興福寺最大の危機

2018(平成30)年の中金堂落慶法要
7回目の火災は江戸時代。資金調達が進まず重要な「中金堂」などの本格再建は断念されました。明治になると「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」で興福寺そのものも一時断絶するなど忍従の時期が続きます。そして平成。再建計画が始動し平成30年10月、実に301年ぶりに中金堂が復活したのです。
 

参考文献

『興福寺のすべて 歴史・教え・美術』(監修 多川俊映・金子啓明 小学館)
『蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み』(多川俊映 集英社)
『中世の興福寺と大和』(安田次郎 山川出版社)
『儀礼から芸能へ 狂騒・憑依・道化』(松尾恒一 角川叢書)
『シリーズ都市・建築・歴史3 中世的空間と儀礼』所収「大規模造営の時代」(上島享 東京大学出版会)

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