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トップ  バックナンバー  2010年  8月  第47回 ぴあのすとおりい

ぴあのすとおりい
~ピアノが語る明治・大正・昭和~

●本放送 平成22年 8月 4日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成22年 8月27日(金)
2:00~2:43
総合
全国(※木曜深夜)
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。

配役:山葉寅楠役 白井哲也
久野久子役 大原みつこ 小倉末子役 多田実喜

エピソード1 明治・武士とピアノ

山葉寅楠(再現)
明治時代、国産ピアノ開発に挑戦した職人・山葉寅楠(元紀州藩士)と東京音楽学校初代校長・伊澤修二(元信州高遠藩士)。ふたりの元武士は、西洋楽器の王様といわれるピアノの開発に果敢に挑みます。その背景には、西洋の仲間入りを目指そうという明治時代の日本人の強烈な思いがありました。
 

エピソード2 大正・ふたりの天才ピアニスト

大正時代、日本に突如登場したふたりの天才ピアニスト。久野久子、小倉末子。
ふたりは、急激に西洋化が進む時代の中で、日本のピアノ芸術がついに西洋に追いつくのかともてはやされます。しかし、本人たちだけが感じていた西洋芸術の壁。ふたりは、栄光と悲劇、双方に彩られた人生を送ることに…。

<ピアノ演奏>
神戸女学院大学音楽学部教授
 山上明美 佐々由佳里

小倉末子については、2年前に小倉を発掘した神戸女学院大学・津上智実教授の研究を参考に番組を制作しました。なお、2010年秋に、神戸女学院大学図書館本館で小倉末子展、および小倉末子の演奏を振り返る記念コンサートが開かれます。
※下記参照
久野久子と小倉末子(再現)
 

エピソード3 昭和・戦争とピアノ

アメリカ軍の戦地用ピアノ「ビクトリー・モデル」
太平洋戦争中、日米両軍は、ピアノを兵器とし、意外な方法で戦場に投入します。日本でピアノは、敵の潜水艦や戦闘機の音を聞きわけるための「音感教育」に使われ、一方、アメリカ軍は戦地用ピアノを開発し、兵士たちの士気を向上させます。そんな中、ひとりの日本人少女のピアノが、敵味方だった日本人とアメリカ人を結びつけます。外国の戦場から日本に連れてこられた外国人捕虜たちが、収容所の外から聞こえてくる少女のピアノを聴き、終戦後、感謝の気持ちを伝えに来たのです。
 

「100年前の卒業生:世界が認めた最初の日本人ピアニスト小倉末子(1891~1944)の軌跡」

日時:2010年10月1日(金)~12月23日(木)
   8時50分~16時50分(土日祝は閉館)
   ただし、11月3日(12時~18時)、11月23日と12月23日(8時50分~16時50分)は特別開館します
場所:神戸女学院大学図書館本館
入場無料
展示物:小倉末子の在学中の学びと卒業後の活躍を示す資料(レッスン帳、楽譜、プログラム、記事、写真など)
主催:神戸女学院「小倉末子展」実行委員会
問い合わせ:神戸女学院大学 企画広報室 0798-51-8585
 

記念コンサート 「100年前の卒業生:ピアニスト小倉末子(1891~1944)の神戸女学院時代」

日時:2010年11月3日(水、祝日)15:00開演(14:00からプレトーク「ピアニスト小倉末子と神戸女学院」)
場所:神戸女学院大学エミリー・ブラウン記念館めじラウンジ
曲目:在学中のレッスン曲、ショパン<バラード>第2番、ドビュッシー<雨の庭>ほか
出演:大学院音楽研究科生および教員
備考:入場料 1000円(限定100席)
主催:神戸女学院大学音楽学部
お申し込み・問い合わせ:
神戸女学院大学音楽学部事務室 0798-51-8550
 

参考文献

日本のピアノ100年(草思社)
国家と音楽(春秋社)
ドレミを選んだ日本人(音楽之友社)
ピアニストという蛮族がいる(中公文庫)
「熱情」の使徒は二度甦る(原田稔著/自費出版)
東京芸術大学百年史
読売新聞に見るピアニスト小倉末子(1891~1944) 津上智実
旅する女性ピアニスト~小倉末子の朝鮮演奏旅行 津上智実

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