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トップ  バックナンバー  2009年  7月  第13回 さわるな危険!宮武外骨

さわるな危険!宮武外骨
~反骨の闘士 時代と格闘す~

●本放送 平成21年 7月 1日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成21年 7月 8日(水)
平成21年 7月 8日(水)
08:15~08:58
16:05~16:48
BS2
総合
全国
全国
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。

配役:配役  宮武外骨役:や乃えいじ

エピソード1 予は危険人物なり

「滑稽新聞」明治新聞雑誌文庫蔵
自由民権運動華やかなりし頃、日本の針路を巡りさまざま活発な議論が交わされていた。こうした空気を吸いながら、若き日の宮武外骨はジャーナリストを志す。東京で雑誌の編集を手がけ始めていた頃、明治憲法が発布されるとそれまでの議論を忘れ去ったかのように日本社会はお祝いムード一色に。違和感を感じた外骨が、憲法発布をパロディにしたところ、不敬罪で逮捕投獄されてしまう。出獄した外骨は、活動の場を大阪に移し、ある雑誌の編集を手がける。徹底した反権力の姿勢に加え、センスよく色気と頓智が詰め込まれた「滑稽新聞」は大阪の人々の圧倒的な支持を集める。
 

エピソード2 新たな闘い方を探して・・・

大正時代、外骨は自ら行動を起こす。衆議院議員選挙に立候補、制限選挙の欺瞞を徹底的に暴いたのだ。やがて普通選挙を求める運動が盛り上がっていくと、正面から政治的な主張も展開、言論の自由や社会の変革を訴える。しかしこうした外骨の言動は政府によって危険視され、監視の下に置かれてしまう。1923年関東大震災がおきると、誤った情報によって人々は理性を失い、数千人の朝鮮民族の人々が虐殺される。さらに軍隊は混乱に乗じて、政府に批判的な人々を次々と殺害した。こうしたなかで、外骨はいかなる闘い方を見出していくのか・・・。
被災地の外骨(再現)
 

エピソード3 未来に残そうとしたもの

「リュックを背負う外骨写真」 吉野孝雄氏蔵
日本が戦争へと向かっていく時代、外骨は東京帝国大学の職員となって、古い新聞や雑誌の収集をしていた。そんな外骨のことを、いまや焼きがまわったと揶揄する者も少なくなかった。しかし外骨には、外骨なりの考えがあった。それは明治時代の多種多様な議論を、次の時代に残すこと。作家や出版人、新聞人たちが雪崩を打って戦争遂行に協力していく中、外骨は黙々と資料を収集し続けた。
 

明治大正期の新聞に関する展覧会予定

「明治・大正期の新聞展(仮)」  
時期:11月の予定
主催:朝日新聞社・東京大学明治新聞雑誌文庫
場所:朝日新聞東京本社
 

参考文献

『宮武外骨 民権へのこだわり』吉野孝雄著(吉川弘文館)
『宮武外骨』吉野孝雄著 (河出文庫)
『外骨という人がいた!』赤瀬川原平著(ちくま文庫)
『外骨みたいに生きてみたい』砂古口早苗著(現代書館)
『過激にして愛嬌あり』吉野孝雄著(ちくま文庫)
『予は危険人物なり 宮武外骨自叙伝』吉野孝雄編 (ちくま文庫)

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