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トップ  バックナンバー  2020年  4月  第383回 弘前城 北のお城の400年

弘前城 北のお城の400年

●本放送 令和2年 4月22日(水) 22:30~23:15 総合 全国
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

エピソード1 実はスゴイ! 弘前城

重要文化財 弘前城天守
青森県にある弘前城は江戸時代初めに築かれました。今では桜の名所として知られていますが、実は戦いに備えた本格的な城郭です。主君のいる本丸を幾重にも守り、各所に敵を苦しめるつくり。地形を巧みに利用し城下町も守りの一部に。弘前城は何と戦うつもりだったのか――それは「北のおさえ」のため。
 

エピソード2 悲願 天守再建

石垣修理のため現在、建物ごと「移動中」の弘前城天守は実は「2代目」。その下からは巨大なイカのような石が出てきました。それは2代天守の、他にはない強固さを示すもの。その石や天守再建のいきさつには、日本を揺るがした国際情勢、その中で「北の守り」を担った弘前藩の人々の苦闘がありました。
天守移動で出てきた「イカ形角石」
 

エピソード3 サムライ 桜を植える

明治初めの弘前城
明治維新。あらたに陸軍所管となるも荒れる弘前城に、心を痛める元弘前藩士・サムライがいました。彼ら、菊池楯衛(きくち・たてえ)、内山覚弥(うちやま・かくや)が始めたのは弘前城に桜を植えること。多くの反発にも負けなかった菊池たちの取り組みが、現在の弘前城の美しさへつながっていきます。
 

参考文献

『弘前城築城四百年』(長谷川成一 監修 清文堂)
『弘前藩』(長谷川成一 吉川弘文館)
『シリーズ藩物語 弘前藩』(本田 伸 現代書館)
『新編 弘前市史 通史編2・通史編4』(「新編 弘前市史」編さん委員会)
『青森県史 資料編 近世3・近現代3』(青森県史編さん委員会)

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