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トップ  バックナンバー  2009年  9月  第15回 いま、あなたに逢いたい

いま、あなたに逢いたい
~恋に生きた歌人 和泉式部~

●本放送 平成21年 9月 2日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成21年 9月 9日(水)
平成21年 9月 9日(水)
08:15~08:58
16:05~16:48
BS2
総合
全国
全国
※再放送の予定は、変更されることがあります。当日の新聞等でご確認下さい。

配役:和泉式部役・・・永田 沙紀 帥宮(そちのみや)
敦道親王役…池田章宜 橘道貞役…炭釜基孝

エピソード1 恋に生きる歌人誕生

「弾正宮に言い寄られる和泉」(再現)
夜ごとに変わる月のように、次々と男を変えた魔性の女・和泉式部。元は世の女性と同じく、夫を一途に待つ妻だった。きっかけは、離れて住む夫・道貞への思いを詠った和歌。その歌の上手さが、美貌の皇子・弾正宮為尊親王を引き寄せてしまう。最初は戸惑うものの、夫の心変わりにショックを受け、弾正宮との身分違いの恋に走る和泉。結果、夫とは絶縁状態、父からは勘当を言い渡される。「もう、この恋に生きるしかない…」それは、恋に生きる歌人和泉式部の誕生だった。
 

エピソード2 和歌の魔術師 王朝をゆるがす

和泉が男性の心を惹き付けたのは、歌の上手さだけでなく、和歌のテクニックを駆使して、恋を進展させたから。ある日届いた、ひと枝の橘(たちばな)の花。それは、急死した弾正宮の弟・帥宮敦道親王からの謎めいた贈り物だった。和泉は、この謎を即座に解き、返した和歌で帥宮の心をとらえてしまう。和歌の魔術師・和泉の巧みな手腕により、2人の恋は身分の差を乗り越え、見事成就。愛人・和泉が帥宮の正妻を追い出す結末に、一大スキャンダルと世間は騒然となる。
「橘(たちばな)の花」(再現)
 

エピソード3 あてなき恋路の果てに…

「晩年 病に伏す和泉」(再現)
数多くある和泉の名歌の中から、百人一首に選ばれたのは、自身の死を予感した時に詠んだ「亡くなる前に、愛する人に今一度逢いたい」という歌。それは、“真の愛”に憧れながら、恋のはかなさに翻ろうされた和泉の人生最期における魂の絶唱だった。時の権力者・藤原道長と対等に渡りあうまでに、歌人として評価された和泉。しかし、なぜか心から愛した相手に限って、離別・死別に見舞われてしまう。和泉が生涯追い求めたもの、それは月明かりのような優しい愛の光だった…。
 

参考文献

『和泉式部集・和泉式部続集』 (清水文雄校注 岩波文庫 1983初版)
『和泉式部日記』 (清水文雄校注 岩波文庫 1941初版) 
『和泉式部』 馬場あき子著(美術公論社1982)
『平安朝 女の生き方』 服藤早苗著(小学館2004)
『和泉式部伝説とその古跡』上・中・下巻 西條静夫著(近代文藝社 上1992 中・下1999)

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