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みんな大好き!国宝 鳥獣人物戯画
●本放送 | 令和3年 1月27日(水) | 22:30~23:15 | 総合 | 全国 |
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
エピソード1 謎だらけの甲巻
![]() みんな大好き甲巻
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鳥獣人物戯画の中でも一般的に有名なのが「甲巻」です。しかし「なぜ描かれた?」「どんなストーリー?」といった基本的なことについては、実は謎だらけ。これまで多くの研究者が解釈に挑んできましたが、今も確たる答えは出ていません。人々の生き物への意識を補助線に、甲巻の表現を探っていきます。
エピソード2 託された祈り 楽園の夢
鳥獣人物戯画の謎をとく手がかりの一つが、丙巻の奥書にある子どもの名前です。子どもと戯画の不思議。怨霊を何より畏れた当時の時代背景。それらのことから戯画が何のために描かれたのかについて、ある大胆な解釈の可能性も。それは……

鳥獣人物戯画の目的とは?
エピソード3 国宝へのキセキ
![]() 戯画をめぐる「発見」は続く
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鳥獣人物戯画について分からないことはまだあります。描かれた時日や来歴に関する記録も実に少なく、かつては題名も定まらずしまい込まれていました。そんな無名の古い絵が、どうして「国宝」となったのか。戯画の魅力に気づき、戯画を守り、戯画を伝えた人々による戯画「発見」の歴史をひもときます。
参考文献
『鳥獣戯画 修理から見えてきた世界 国宝 鳥獣人物戯画修理報告書』(京都国立博物館 編 勉誠出版)
『特別展 鳥獣戯画 京都高山寺の至宝』(東京国立博物館 編 朝日新聞社)
『高山寺の美術:明恵上人と鳥獣戯画ゆかりの寺』(土屋貴裕 編 吉川弘文館)
『『日出新聞』記者金子静枝と明治の京都―明治二十一年古美術調査報道記事を中心に―』(竹居明男 編著 芸艸堂)
『好古家たちの19世紀』(鈴木廣之 吉川弘文館)