バックナンバー
まぼろしのノーベル賞 世界初!がんを作った男
●本放送 | 平成30年10月10日(水) | 22:25~23:10 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成30年10月13日(土) |
10:05~10:50 |
総合 |
全国 |
※放送予定は変更されることがあります。また地域によっては放送の有無もあります。 当日の新聞、最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
出演:山極勝三郎 役:藤本幸広/山極勝三郎(青年期)役:矢口恭平/市川厚一 役:杉森大祐/ウィルヒョウ 役:ケビン・キャニング |
エピソード1 日本人を病から救いたい
![]() 山極勝三郎の著書「胃癌(がん)発生論」
|
明治の秀才青年・山極勝三郎は医学、特に病の原因をつきとめ治療に生かす「病理学」を生涯の仕事と定めます。3年のドイツ留学で最新の病理学を学んだ山極は帰国後、当時あまり知られていなかったある病の恐るべき脅威に気づきます。その病とは「がん」――。
エピソード2 我々は決してあきらめない
山極は、がん発生のメカニズムを解き明かそうと「人工発がん実験(人造でがんを作る)」を始めます。しかし、当時成功例が皆無だったこの実験は、周囲からも冷ややかな目を向けられ孤独な闘いに。しかし、そんな状況を一変させる日が…決め手となったのはウサギとクマ!?

ウサギが難局突破のカギに…?(ドラマパートより)
エピソード3 まぼろしのノーベル賞
![]() 日本人初のノーベル賞受賞は山極だったかも…
|
人工発がん実験をついに成功させた山極。国際的な注目も集め、ノーベル賞候補にも取りざたされます。実に、湯川秀樹の20年あまり前。受賞間違いなしと考えられていましたが、まさかの落選。しかし山極の死後、驚きの真実が明かされることに……。
参考文献
『東京帝国大学病理学教室五十年史(上下巻)』(長與又郎 病理学教室五十周年記念会)※絶版・入手困難
『世界初の人工発癌(がん)に成功した山極勝三郎』(小高健 学会出版センター)
『まぼろしのノーベル賞 山極勝三郎の生涯』(神田愛子 国土社)
『山極勝三郎博士の生涯と業績』(上田市立博物館)
『ノーベル賞文書から見た日本の科学』(岡本拓司 科学技術史・第4号)