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トップ  バックナンバー  2017年  11月  第297回 日本人と山 私たちは、なぜ登るのか

日本人と山 私たちは、なぜ登るのか

●本放送 平成29年11月24日(金) 20:00~20:43 総合 全国
●再放送 平成29年12月 3日(日)
※土曜深夜 00:05~00:48
総合
全国
以下の地域は、本放送・再放送の日時が異なります。

関東甲信越地方
本放送:12月15日(金)20:00~20:43
※上記12月3日の再放送はありません。

北海道地方
本放送:12月3日(日)00:05~00:48 ※土曜深夜
再放送:平成30年1月26日(金)20:00~20:43

※上の放送予定は変更されることがあります。当日の新聞・最寄りの放送局のHPなどでご確認ください。

エピソード1 仏さまに会いたい 前人未踏 “槍(やり)”に挑む

朝焼けの槍ヶ岳
長野と岐阜の県境にある「槍ヶ岳」は江戸時代の頃までは未踏峰でした。初めて山頂を踏んだのは修行僧・播隆(ばんりゅう)。修行中だった播隆は、槍ヶ岳に降り立つ“仏”を目撃。「ブロッケン現象」とも考えられるこの出来事以来「あの山には仏がいる」と確信した播隆は、槍ヶ岳に挑むことに―。
 

エピソード2 江戸最強!百万石のサムライ登山隊

3000m級の山脈にはさまれた黒部峡谷。黒部の谷から後立山(鹿島槍ヶ岳)をめざす道は現在も、日本で最も困難な登頂ルートのひとつです。しかし、江戸時代これを達成した驚異の登山集団がいました。『加賀藩黒部奥山廻り』です。現代の登山家とともに奥山廻りの冒険をたどります。
奥山廻りの使用地図。赤い線は登頂ルート(富山県立図書館所蔵)
 

エピソード3 ニッポンの山はスバラシイ!登山大国 日本の夜明け

幕末~明治期のイギリスの外交官アーネスト・サトウ。実はサトウ、大の山好き!サトウの旅行ガイドから『The Japanese Alps(日本アルプス)』の名が広まり、多くの欧米人が日本の山々へやってくることにつながりました。サトウの「純粋に山を楽しむ」登山スタイルは、日本の登山に新たな時代をもたらします。
 

参考文献

『槍ヶ岳開山 播隆』(穂苅三寿夫 穂刈貞夫 大修館書店)
『百年前の山を旅する』(服部文祥 新潮社)
『奥山巡見 奥山廻りのダイナミズム』(富山県 立山博物館 図録)
『アーネスト・サトウの明治日本山岳記』(講談社)

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