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トップ  バックナンバー  2018年  3月  第303回 平民宰相はなぜ殺されたのか 原敬の挑戦と挫折

平民宰相はなぜ殺されたのか 原敬の挑戦と挫折

●本放送 平成30年 3月16日(金) 20:00~20:43 総合 全国
●再放送 平成30年 3月18日(日)
※土曜深夜 00:05~00:48
総合
全国
以下の地域は、上記の本放送はなし、再放送はあり。別途 下記日時で放送があります。
広島県・岡山県:平成30年3月21日(水)10:05~10:48 総合
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞・最寄りの放送局のHPなどでご確認下さい。

エピソード1 東北初の大臣!原敬 負け組からの逆転劇

原敬、逓信相に就任。東北初の大臣に
原敬は戊辰戦争で敗れた東北・南部藩(岩手県 盛岡)出身。明治では士族の身分を捨て「平民」となります。政府を牛耳る薩摩・長州藩出身者らの「藩閥」に対抗し「民意」の政治を実現するために原が選んだ道―それはなんと、藩閥有力者の懐に飛び込むことでした。
 

エピソード2 原総理誕生と「我田引鉄」大批判

1918(大正7)年、原内閣成立。初めての「平民」からの内閣総理大臣でした。組閣では藩閥勢力は除かれ、原が総裁の政党「立憲政友会」議員を閣僚の多くに据えました。原内閣の政策の柱は、地方への鉄道網の拡張。それは我田引水、ではなく「我田引鉄」という批判を巻き起こすことに!?
“我田引鉄”批判のやり玉に挙げられた岩手・大船渡線
 

エピソード3 平民宰相は なぜ平民に殺されたのか

原がたおれた東京駅丸の内南口
国民が望む「普通選挙」導入に応じなかったため、原への支持は急落します。さらに政友会関係者による汚職疑惑も噴出。一連の原総理をめぐる動きに、とある鉄道員の青年が怒りを燃やしていました。青年は原が東京駅に来ると知ると…現職の総理大臣暗殺という驚がくの事件と原の信念に迫ります。
 

参考文献

『原敬 日本政党政治の原点』(日本史リブレット094)(季武嘉也 山川出版社)
『原敬 外交と政治の理想』(上・下)(伊藤之雄 講談社) 
『原敬と山県有朋』(川田 稔 中公新書)
『さかのぼり日本史③ 挫折した政党政治』(御厨 貴 NHK出版)
『原首相暗殺』(長 文連 図書出版社)

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