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ご存じですか?観応の擾乱 武士の世をつくった兄弟ゲンカ
●本放送 | 平成30年 5月16日(水) | 22:25~23:10 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成30年 5月19日(土) |
10:05~10:50 |
総合 |
全国 |
※放送予定は変更されることがあります。また地域によっては放送の有無もあります。 当日の新聞、最寄りの放送局のHPなどでご確認下さい。 |
エピソード1 いったい誰のせいなのか― 乱のきっかけ
観応の擾乱の中心人物 足利直義・足利尊氏・高師直(ドラマパートより)
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足利氏による室町幕府は、スタートから大きな問題を抱えていました。将軍足利尊氏のもりたてる京都の天皇と、奈良・吉野に御所をおく天皇の激しい対立です。この「南北朝」の争いこそ「観応の擾乱(かんのうのじょうらん)」と密接に関わっていました。
エピソード2 引き裂かれた絆 乱の始まり
将軍尊氏と弟の直義、側近の高師直。3人の団結に支えられていた室町幕府。南朝との戦いは、その結束に亀裂を生じさせ、やがて戦乱に…。実の息子と戦った尊氏。信頼し合っていた兄を裏切った直義。無残に殺される師直。乱は、人々に多くの悲劇を振りまきながら、さらなる混乱へつながっていきます。
足利直義はかつての敵と結んでまで尊氏に抵抗する(ドラマパートより)
エピソード3 悲しみの兄弟ゲンカ 武士の世の礎
将軍尊氏は弟 直義と対決。乱は最終局面へ―(ドラマパートより)
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ついに兄弟の直接対峙となった足利尊氏と足利直義。どちらの陣営にも多くの武士が参戦し、足利兄弟の意志を越えて戦いはエスカレート。仲直りの道は消え失せ、事態は悲しき別れへと向かいます。室町幕府が草創期に分裂、日本中の武士が加わって争ったことは、その後つづく「武士の世」の原点に―。
参考文献
『観応の擾乱』(亀田俊和 中公新書)
『太平記(四)/(五)』(岩波文庫)
『校注国歌体系 第七巻 十三代集三』(講談社)
『大日本史料総合データベース』(東大史料編さん所HP)