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“ハンサムウーマン”がゆく
新島八重 不屈の会津魂
●本放送 | 平成25年 1月 9日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
※再放送は未定です |
エピソード1 戊辰戦争の悲劇から 運命の出会いへ
![]() 会津での籠城戦で銃を構える八重(再現)
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アメリカから帰国した新島襄は、井戸の上に板を渡し、落ちる危険も顧みず縫い物をする八重に心奪われます。八重は東北・会津の出身で、戊辰戦争では籠城し自ら銃を手に戦った“烈婦”でした。襄は八重の大胆なふるまいに「常識にこだわらず自分で考えて行動する女性」と惚れ込みます。
エピソード2 明治の八重は 天下の“悪妻”?
襄と結婚した八重の評判は「悪妻」、妖怪「鵺(ぬえ)」と散々。ふたりがめざした西洋風の生活や男女対等の実践が誤解を生んだ結果でした。しかし襄は“女は男に従うこと”が当然とされた時代、信念を曲げず、堂々と行動する八重を「生き方がハンサム」と心から尊敬していました。

新島襄と八重(再現)
エピソード3 八重 華麗なる転身
![]() 従軍看護婦として活躍する八重(再現)
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夫・襄の死後、八重は安定した余生に満足せず、新たなキャリアに挑み続けます。日清戦争では従軍看護婦として活躍、さらに、茶道に打ち込んで師範となり、自身の茶室「寂中庵」をいとなみます。「寂」とは“動じない心”の意。それは、生涯のどんな場面でも八重の生き方を貫いていた精神でした。
この回ゆかりの地は・・・
参考文献
『新島八重子回想録』(永沢嘉巳男編 同志社大学出版部2011)
『新島襄 その時代と生涯』(同志社大学出版部1997)
『ハンサムに生きる』(本井康博 思文閣出版2010)
『新島八重 愛と闘いの生涯』(吉海直人 角川選書2012)
『時代を駆ける新島八重』(野口信一・小枝弘和 歴史春秋社2012)