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走れ!たま 知られざる電気自動車の時代
●本放送 | 令和元年11月27日(水) | 22:30~23:20 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
令和2年 1月 7日(火) |
15:08~15:58 |
総合 |
全国 |
※放送予定は変更されることがあります。また地域によっては放送の有無もあります。 当日の新聞、最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
出演:外山 保 役:倉増哲州/田中次郎 役:梅林亮太 |
エピソード1 ヒコーキ屋がクルマ!?
![]() 外山は自動車に活路を求める(ドラマパートより)
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太平洋戦争時、軍用機メーカーだった「立川飛行機」は、敗戦でGHQが日本の航空機製造を禁止したため窮地に陥ります。そこで同社エンジニアの外山 保(とやま・たもつ)が主張したのは自動車メーカーへの転換。当時の状況から電力で駆動する「電気自動車」開発に取り組むことになります。
エピソード2 たま 運命の性能試験
ようやく完成をみた電気自動車「たま」。しかし鋼板など資材が調達できず、量産のめどがたちません。そこへ飛び込んできた商工省(今の経産省)の「電気自動車性能試験」実施の知らせ。この試験で高性能を認定された企業には優先的に資材が配給される――外山と若手エンジニアたちは勝負に出ます。

性能試験で奮闘するエンジニアたち(ドラマパートより)
エピソード3 知られざる電気自動車ブーム
![]() 2010年に復元された「たま」(提供 日産自動車)
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お上お墨付きの高性能とあって販売好調の「たま」。特にタクシー向けに売れ、製造開始2年目には日本でつくられた乗用車の1/3を占めるまでになります。しかし、戦争の傷が癒え、ガソリンの入手困難な状況も次第に改善されると「たま」隆盛にもかげりが……。日本「まぼろしのEV時代」を描きます。
参考文献
『プリンス自動車 日本の自動史に偉大な足跡を残したメーカー』(当摩節夫 三樹書房)
『プリンス自動車の光芒』(桂木洋二 グランプリ出版)
『電気自動車ハンドブック』(電気自動車ハンドブック編集委員会 丸善株式会社)
『プリンスの思い出』(日産プリンス睦会)※非売品
『「プリンス」荻窪の思い出 ―Ⅱ』(荻友会)※非売品