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前畑がんばれ 誕生!女性初の金メダル
●本放送 | 令和2年 1月15日(水) | 22:30~23:20 | 総合 | 全国 |
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
出演:前畑秀子 役:伊藤梨沙子 |
エピソード1 天才水泳少女 現る!
![]() 家族・地元に支えられ、水泳の道へ(ドラマパートより)
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大正時代、水泳の名選手が数多く練習した和歌山県・紀ノ川で元気に泳いでいた前畑秀子は、12歳で学童新記録を出すなど「天才水泳少女」として日本全国に知られるように。前畑の家はけっして裕福ではありませんでしたが、家族や地元の応援を受けながら一流選手への道を歩み出します。
エピソード2 前畑、がんばれない?!
「前畑がんばれ!」――1936(昭和11)年の第11回大会ベルリンオリンピック女子200m平泳ぎ決勝で、日本の実況アナウンサーが興奮とともに連呼した言葉です。その裏にあったのは金メダルを期待する国民からのあまりにも大きなプレッシャー。日記に「死すとも勝ちたい」と書いた前畑の闘いの記録。

「死すとも勝ちたい」と書かれた日記
エピソード3 三途の川も平泳ぎで渡るわよ
![]() 水泳を指導する晩年の前畑
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ベルリンオリンピックから帰ってきた前畑は結婚、水泳選手を引退しました。その後は水泳の後進指導、普及に力を尽くします。そして68歳の時、前畑を突如襲った病魔。脳卒中で右半身マヒとなりますが、その前畑に届いたのは全国からの応援の手紙でした。もう一つの「前畑がんばれ」の物語です。
参考文献
『前畑ガンバレ』(兵藤秀子 金の星社)
『勇気、涙、そして愛 前畑は二度がんばりました』(兵藤秀子 ごま書房)
『紀州・和歌山水泳史誌』(和歌山県水泳連盟)
『権力装置としてのスポーツ 帝国日本の国家戦略』(坂上康博 講談社選書メチエ)