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悲劇の皇女 和宮
~大奥に花開いた愛のゆくえ~
●本放送 | 平成25年 2月13日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成25年 2月20日(水) |
16:05~16:48 |
総合 |
全国 |
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
エピソード1 世紀のロイヤル・ウェディング 悲しみの皇女
![]() 婚礼の和宮と家茂(再現)
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黒船来航で混乱に陥った幕府は、権威回復のため、朝廷と結ぶ「公武合体」をすすめます。その象徴となる一大イベントこそ、17歳の皇女と将軍の結婚でした。生涯、京の都で穏やかに過ごすはずだった和宮の運命は一転。江戸へと下る花嫁行列は前代未聞の規模となり、沿道の人々まで巻き込む大騒動に!
エピソード2 女官がつづる 和宮 大奥の苦悩と夫婦の絆
大奥で和宮を待っていたのは、先代将軍の正妻で、姑にあたる天璋院篤姫。2人は、しきたりなどの違いから、激しく衝突したと伝えられます。その悩み苦しむ和宮を救ったのが心優しき夫家茂。激務の合間を縫っては和宮を訪れ、贈り物などで慰めました。女官の目を通して描く、泣き笑いの大奥日記です。

家茂の贈り物の金魚を見る2人(再現)
エピソード3 和宮へ 愛する夫からの最後のプレゼント
![]() 夫・家茂の京土産を抱きしめて泣く和宮(再現)
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倒幕の嵐が吹き荒れる中、家茂は上洛。しかし、その旅先で21歳の若さで病没します。その後届いたのが、家茂が和宮への土産にと買い求めていた京西陣の織物でした。残された和宮は、徳川討伐を掲げ進撃する官軍を止めるため、朝廷に嘆願の手紙を書き続けます。和宮、愛と葛藤の物語。
参考文献
『人物叢書 和宮』(武部敏夫 吉川弘文館)
『和宮』(辻ミチ子 ミネルヴァ書房)
図録『皇女和宮 幕末の朝廷と幕府』(江戸東京博物館 1997)
図録『特別展 中山道と皇女和宮』(大垣市・大垣市教育委員会 1999)