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雨にも負けぬサラリーマン
~宮沢賢治 最期の2年半~
●本放送 | 平成22年 5月12日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成22年 5月19日(水) 平成22年 5月21日(金) 平成22年 6月 2日(水) 平成22年 7月 7日(水) 平成22年 7月16日(金) |
08:15~08:58 02:25~03:08 16:05~16:48 16:05~16:48 02:25~03:08 |
BS2 総合 総合 総合 総合 |
全国 全国(木曜深夜) 全国 全国 全国(木曜深夜) |
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
エピソード1 燃えるサラリーマン 宮沢賢治
![]() 営業に歩く賢治 写真:林風舎所蔵
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34歳の時、肥料用の石灰を販売する営業マンとなった賢治は、会社への仕事の報告を欠かさない、まじめなサラリーマンだった。上司に送った117通の手紙からは、販路拡大に知恵を絞ったり、取り引きの失敗に落ち込んだりしながら、地道に働く姿が見えてくる。賢治の悲喜こもごものサラリーマン生活とは。
エピソード2 『グスコーブドリの伝記』とサラリーマン・賢治
賢治の代表作といわれる童話『グスコーブドリの伝記』。主人公や内容を書き直しながら、10年もの歳月をかけて書かれた作品には、その時々の賢治の生き方が反映されている。そして完成した物語には、賢治のサラリーマン体験が大きく関わっていた。

童話を執筆する賢治
エピソード3 雨ニモ負ケズ働きたかった・・・
有名な「雨ニモマケズ」は、賢治の死後、愛用のカバンに残された手帳に書かれていたものだった。東京出張中に過労で倒れ、苦しい病床でこの「雨ニモマケズ」を書いた賢治。名文に込められたサラリーマン・宮沢賢治の思いを浮き彫りにする。
この回ゆかりの地は・・・
参考文献
『新校本 宮澤賢治全集』(筑摩書房)
『宮澤賢治と東北砕石工場の人々』伊藤良治(国文社)
『宮沢賢治 東北砕石工場技師論』佐藤通雅(洋々社)
『宮沢賢治 その独自性と同時代性』西田良子(翰林書房)
『宮澤賢治 あるサラリーマンの生と死』佐藤竜一(集英社新書)