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トップ  バックナンバー  2017年  5月  第281回 飛鳥美人 謎の暗号(コード)を解け

飛鳥美人 謎の暗号(コード)を解け
~高松塚壁画のヒミツ~

●本放送 平成29年 5月12日(金) 20:00~20:43 総合 全国
●再放送 平成29年 5月21日(日)
※土曜深夜 00:05~00:48
総合
全国
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。

CODE1 飛鳥美人は見ていた

高松塚古墳壁画のデジタル復元に挑む小林泰三さん
国宝級の美術作品のデジタル復元を数多く手がけてきた小林泰三さん。高松塚古墳壁画の中にカメラ目線の女性がいることに着目します。16人の人物群像の色彩を復元してみると、女性たちの方が男性より身分が高いことが判明!石室に人物を配置してみると…カメラ目線の女性が見つめていたのは、被葬者でした。
 

CODE2 飛鳥美人はどこへ行く?

人物群像には、石室の外へ被葬者を誘うような動きが表現されていました!持ち物から、野外での遊び、スポーツではなかったかという仮説が立てられます。16人の男女は被葬者に仕える人物たちだったことも明らかに。では、被葬者は誰なのでしょうか?
壁画に描かれた人々は何をしていたか、忠実に再現(ドラマパートより)
 

CODE3 緑の蓋(かさ)のプリンス

高松塚古墳に眠る被葬者は誰なのか?(ドラマパートより)
被葬者の正体に迫るヒントが壁画に残されていました。それは緑色の蓋(かさ)。その色から一位という極めて高い位の人物のものだったと推定されます。この壁画が描かれた時代、一位の位にあった人物は絞られます。被葬者がその人物だとすれば…壁画は壮大な古代の儀式を、スケッチするように記録したものだった可能性があります!
 

参考文献

『万葉乃衣食住』(飛鳥資料館 図録)
『国宝 高松塚古墳壁画』(文化庁)
『高松塚とキトラ 古墳壁画の謎』(来村多加史)
『国宝 よみがえる色彩』(小林泰三)

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