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“裏切り”の声は甘く悲しく
~太平洋戦争のラジオアイドル 東京ローズ~
●本放送 | 平成27年 1月21日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成27年 1月28日(水) |
※火曜深夜02:00~02:43 |
総合 |
全国 |
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
出演:東京ローズ(アイバ・トグリ)役:多田実喜 |
エピソード1 誕生!謎のラジオアイドル
![]() 前線の米兵たちは東京ローズの声を楽しみにするように(再現)
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開戦直後から、日米両国は「心理戦」-敵兵の士気を失わせる作戦を展開。そのカギとなったのがラジオ放送でした。日本が放送するプロパガンダ番組『ゼロ・アワー』は多くの米兵を魅了、戦意低下の兆候も出始めます。焦慮のアメリカは、番組の看板女性DJ“東京ローズ”の正体を突き止めようと必死に。
エピソード2 悲劇のアイドルの素顔
日本の心理戦番組『ゼロ・アワー』のDJだった女性たちは英語のできる帰国子女や日系人たち。その一人アイバ・トグリは日米開戦直前に来日した、育ちも生まれもアメリカの日系二世。戦争で帰国できなくなったアイバは、戦時中の日本で生き抜くため“東京ローズ”となります。

アイバは日本のDJとしてマイクの前に出た(再現)
エピソード3 東京ローズ 反逆者とよばれて
![]() アメリカの記者の取材に応えるアイバ(再現)
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「やっとアメリカに帰れる」-終戦後、そう心弾ませるアイバを訪ねてきた米軍の従軍記者たち。自分が米兵のラジオアイドルだったことを聞かされたアイバは、『ゼロ・アワー』放送に関わっていたことを洗いざらい話してしまいます。それは、思いもよらない悲劇の始まりでした…
参考文献
『東京ローズ』(ドウス昌代 文藝春秋)
『東京ローズ 戦時謀略放送の花』(上坂冬子 中公文庫)
『ラジオ・トウキョウⅠ~Ⅲ』(北山節郎 田畑書店)
『The Tokyo Rose Case Treason on Trial』
(Yasuhide Kawashima University Press of Kansas)
『The Tokyo Rose – The FBI Files』(Filiquarian Publishing,LLC/Qontro)