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トップ  バックナンバー  2020年  5月  第385回 福沢諭吉センセイのすすめ

福沢諭吉センセイのすすめ

●本放送 令和2年 5月20日(水) 22:30~23:15 総合 全国
※放送予定は変更されることがあります。また地域によっては放送の有無もあります。
当日の新聞、最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

出演:福沢諭吉 役:中井善朗

エピソード1 おのれの力で時代を渡れ

アメリカの少女と25歳の福沢のツーショット
幕末、サムライ姿の福沢諭吉がアメリカで撮ったちょっと不思議なツーショット写真。そこに込められていたのは、下級武士の家に生まれ、きびしい身分制度に苦しみながら育ちアメリカに至った福沢の「気づき」でした。のちの「一身独立して一国独立す」、その信念を抱くまでの若き日の苦闘。
 

エピソード2 「学問のすすめ」のすすめ

「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」――福沢の著書『学問のすすめ』は今も版を重ねる大ベストセラー。福沢がこの本でめざしたのは、長き江戸時代で日本に固着した社会のしくみ、人々の心の持ちようを新時代・明治において変えることでした。学問のすすめがすすめたもの、お伝えします。
1872(明治5)年 福沢諭吉『学問のすすめ』出版(ドラマパートより)
 

エピソード3 福沢と「脱亜論」

「時事新報」掲載の社説『脱亜論』
1885(明治18)年3月、福沢が創刊した新聞に掲載した社説が『脱亜論』です。「我は心において亜細亜東方の悪友を謝絶するなり」とある部分、悪友とは当時の中国、朝鮮のこと。なぜ福沢はこのような言説を表明したのか?その真意は意外な、しかし大きな視野と志に裏打ちされたものだったのです。
 

参考文献

『福澤諭吉事典』(慶應義塾)
『近代日本と福澤諭吉』(小室正紀 編著 慶應義塾大学出版会)
『福澤諭吉 歴史散歩』(加藤三明・山内慶太・大澤輝嘉 慶應義塾大学出版会)
『まんが物語 福澤諭吉』(公益財団法人福澤旧邸保存会)
『未来を開く 福澤諭吉展 2009』(慶應義塾)※絶版

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