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その一弾が戦国を変える 国友鉄砲
●本放送 | 令和2年10月 7日(水) | 22:30~23:15 | 総合 | 全国 |
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
エピソード1 鉄砲が日本にやって来る BAN!!BAN!BAN!
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日本で初めて鉄砲がもたらされた、すなわち「鉄砲伝来」の場所が九州・種子島です。島の若き領主・種子島時堯(ときたか)の好奇心と刀鍛冶・八板金兵衛(やいた・きんべえ)の悪戦苦闘が鉄砲の国産化、全国普及を実現しました。そしてもう一つ、あの「本能寺」もそれに深く関わっていたのです!
エピソード2 鉄砲革命の陰に国友あり
戦国鉄砲の生産地・国友(滋賀県)は戦国大名浅井氏のもと生まれ、鉄砲を多数受注、製作しました。鉄砲の大量投入が勝利のカギだった織田信長の長篠合戦でも、それを支えたのは国友の技術と生産力だったと考えられています。現在まで続く鉄砲作りの技とともに見る「国友」の始まり。

大河ドラマ『麒麟がくる』使用の国友製鉄砲
エピソード3 国友を制する者 天下を制す
![]() 大坂の陣でも活躍した国友鉄砲鍛冶
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豊臣家との戦いに向け徳川家康が考えたのが鉄砲の大型化でした。家康は様々な手段で国友を掌握、国友の職人たちは「百目玉大筒」などの大型鉄砲を開発します。さらに徳川の陣中にもやって来て、戦闘下の支援もしたと考えられています。そして訪れた太平の江戸の世で、国友はどうなっていったのか――。
参考文献
『特別展 国友鉄炮鍛冶-その世界-』(長浜市長浜城歴史博物館)
『国友鉄砲の歴史』(湯次行孝 サンライズ印刷出版部)
『歴史の中の鉄砲伝来』(国立歴史民俗博物館)
『長篠の戦い 信長の勝因・勝頼の敗因』(藤本正行 洋泉社)