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古関裕而 エールよ 時代に響け
●本放送 | 令和2年 9月23日(水) | 22:30~23:15 | 総合 | 全国 |
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
出演:古関裕而 役:竹下健人 |
エピソード1 エールが生まれた
![]() 数々の名曲を生んだ古関裕而
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昭和を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)、生涯で作ったのは5000曲とも。しかし、デビュー当時は売れない作曲家の一人に過ぎませんでした。そのころ、古関が手がけたのが『大阪タイガースの歌(六甲おろし)』。球場全体を一つにするこの曲こそ、最初に送った「エール」だったのです!
エピソード2 戦争とエール
日本が戦争に突き進む時代、古関の『露営の歌』が大ヒットします。その後も世の求めるままに戦意高揚の曲を次々と作曲、人々はそれらのリズムに送られ出征していきました。そして終戦。古関は戦争、そして自身の曲のもと戦禍にたおれた人々を思い、苦しみます。

戦時下の大ヒット曲『露営の歌』
エピソード3 エールよ 君に届け
![]() 古関が甲子園に立った時それは生まれた(ドラマパートより)
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戦後、古関のメロディーはあらたなものへ。敗戦からふたたび立ちあがろうとするすべての人のために『長崎の鐘』を作ります。そして日本が復興へ向かう中、古関は時代を切りひらく人々へさらに曲を送り続けました。あの『栄冠は君に輝く』もそうしたエールの一つだったのです。
参考文献
『鐘よ鳴り響け 古関裕而自伝』(古関裕而 集英社文庫)
『古関裕而―流行作曲家と激動の昭和』(刑部芳則 中公新書)
『音楽を動員せよ 統制と娯楽の十五年戦争』(戸ノ下達也 青弓社)
『古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家』(辻田真佐憲 文春新書)
『古関裕而うた物語』(齋藤秀隆 歴史春秋社)