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桜の木に恋して
~日本人と桜の物語~
●本放送 | 平成23年 4月 6日(水) | 22:20~23:03 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成23年 4月13日(水) |
16:05~16:48 |
総合 |
全国 |
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
エピソード1 思わずコーフン!桜に恋した平安貴族
かつて日本で花といえば、梅であって桜ではありませんでした。しかし、平安時代の嵯峨天皇は偶然見かけた桜の美しさに心奪われます。その桜を見るため乗っていた牛車を3回も戻らせたという嵯峨天皇。やがて平安貴族のあいだで桜は大ブームとなり、京の都ではさまざまな桜の騒動が巻き起こることに…。

花見をする平安貴族(再現)
エピソード2 史上最大の花見 美女たちのバトル
![]() 花見をする秀吉一行(再現)
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参加した女性の衣装代だけで39億円!天下人・豊臣秀吉の「醍醐の花見」は空前の大イベントでした。秀吉は無数の桜を植えた花見専用の“山”を造らせアトラクションにスイーツ、スパまでそろった花見のテーマパークを出現させます。そこで繰り広げられたのは秀吉をめぐる美女たちの壮絶なバトルでした。
エピソード3 明治 桜の危機 男たちの闘い
時は文明開化、洋館の建築ラッシュによって江戸の桜は次々と伐られていました。江戸の植木職人たちは生き残った桜を東京の荒川土手に根づかせるべく試行錯誤を始めます。あまたの苦難と歳月を経て、3千本以上の桜並木が完成。それは戦争の惨禍を越え、日本の桜を現代に守り伝える場所にもなります。

桜を世話する植木職人の高木孫右衛門(再現)
参考文献
『櫻史』山田孝雄(講談社学術文庫)
『桜Ⅰ・Ⅱ』有岡利幸(法政大学出版局)
『江北の五色桜』江北村の歴史を伝える会
『桜と日本文化』小川和佑(アーツアンドクラフツ)
『花見と桜』白幡洋三郎(PHP新書)