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大奥の秘密
~“出世の花道”を生きた女たち~
●本放送 | 平成22年 6月 9日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成22年 6月16日(水) 平成22年 6月16日(水) 平成22年 6月18日(金) |
08:15~08:58 16:05~16:48 02:00~02:43 |
BS-2 総合 総合 |
全国 全国 全国(*木曜深夜) |
*再放送の予定は、変更されることがあります。当日の新聞等でご確認下さい。 |
エピソード1 秘密の体験すごろく~私を「大奥」に連れてって!
![]() すごろく 御末(おすえ)(イメージ)
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江戸時代に流行った「奥奉公出世雙六(おくぼうこうしゅっせすごろく)」は、大名屋敷に奉公し、下働きから出世していく仕立てのすごろく。当時の娘たちは、こうして遊びながら、秘密に包まれた大奥で働くことを夢見ていた。今回は、すごろく娘・お初を通して、大奥女中の仕事内容をちょっと拝見。ファッションやペット事情、ライバルに差をつけるウラ技など、日頃秘密のベールに包まれている、暮らしぶりや出世のコツまでも、一挙大公開!
エピソード2 若きエリートの悲劇 少女はなぜ炎の中へ…
非常に珍しい実在した大奥女中の肖像画。描かれたのは、わずか13歳で上級職・御中臈(おちゅうろう)に昇進したエリート奥女中“てや”。若くして輝かしい出世を成し遂げたてやだったが、実は、一日も早く奉公を辞め、再び家族と暮らすことを望んでいた。しかし、江戸城火災で、上司の無事を確認せよとの主人の命令に従い、てやは、わずか16歳で焼死してしまう…。選ばれた者の誇りを胸に、みずから悲劇への道を選んだ少女てやの姿が伝える、大奥で働くことの光と影の物語。

実家へ思いをはせる てや(イメージ)
エピソード3 やり残したことは何ですか?“大奥の幕引き役”瀧山の真実
![]() 大奥を去る瀧山(イメージ)
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大河ドラマ「篤姫」で人気が高まった御年寄・瀧山(おとしより・たきやま)。幕府崩壊による大奥の幕引きをしたとされる瀧山だが、近年、その半年前に大奥を辞めていたことがわかってきた。時には命がけで大奥を守ってきた瀧山が辞職を決意したきっかけは、大奥を敵視する慶喜の将軍就任。瀧山にとって、身を引くことこそがプライドの表れだったのだ。そして、選んだ「人生最後にやり残したこと」。それは、大奥勤めではかなわなかった、自分の家族と暮らす晩年だった。
この回ゆかりの地は・・・
参考文献
『御殿女中・鳶魚江戸文庫17』三田村鳶魚著(朝倉治彦編 中央公論社1998)
『徳川政権下の大奥と奥女中』畑尚子著(岩波書店2009)
『江戸奥女中物語』畑尚子著(講談社現代新書2001)
『蘭学の家 桂川の人々・続篇』今泉源吉著(篠崎書林1968)
『名ごりの夢 蘭医桂川家に生れて』今泉みね著(東洋文庫9 平凡社1963)
『江戸城・大奥の秘密』安藤優一郎著(文春新書2007)
*絶版になっているものもありますので、書店・出版社にご確認下さい