バックナンバー

トップ  バックナンバー  2018年  12月  第331回 “天皇の先生”になった男 小泉信三「象徴」とは何か

“天皇の先生”になった男 小泉信三「象徴」とは何か

●本放送 平成30年12月12日(水) 22:25~23:10 総合 全国
●再放送 平成30年12月15日(土)
10:05~10:50
総合
全国
※放送予定は変更されることがあります。また地域によっては放送の有無もあります。
当日の新聞、最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

エピソード1 戦火の果て 運命の出会い

慶應義塾塾長(1933-1947)小泉信三
天皇陛下が誕生された1933年、45歳で慶應義塾塾長となった小泉信三。しかし、やがて勃発した太平洋戦争で多くの塾生を送り出し、海軍士官だった長男も失います。自身も空襲で命にかかわる大火傷を負った小泉。終戦となってすぐ、その彼に皇太子、のちの陛下の教育にあたるよう「御沙汰」が……。
 

エピソード2 熱血先生の涙 「象徴」を探して

皇太子ご教育の使命は、日本の「象徴」たる教養や心がまえを身につけていただくこと。近年見つかった小泉の講義の下書きからは、その人格や識見もまた国を左右するものと説き、きびしく接した様子が――「象徴」のあり方を模索した小泉の情熱に迫ります。
若き日の天皇陛下と小泉
 

エピソード3 “先生”もがんばった テニスコートの恋

小泉に贈られた皇太子・皇太子妃肖像写真
軽井沢でのテニスの試合で出会ったのが正田美智子さん、のちの皇后陛下です。小泉信三が内々に交渉にあたり、1959年、昭和34年4月のご成婚の儀として実を結びました。その時、夫妻おふたりから小泉に贈られたのは署名入りの肖像写真――。
 

参考文献

『アルバム 小泉信三』(山内慶太・神吉創二・都倉武之編 慶應義塾大学出版会)
『父 小泉信三を語る』(小泉 妙 慶應義塾大学出版会)
『伝記 小泉信三』(神吉創二 慶應義塾大学出版会)
『平成の天皇制とは何か』(吉田裕・瀬畑源・河西秀哉編 岩波書店)
『小泉信三全集 全28巻』(文藝春秋社)※絶版

Page Top