バックナンバー

トップ  バックナンバー  2020年  11月  第406回 近衞前久 型破り関白 戦国と闘う

近衞前久 型破り関白 戦国と闘う

●本放送 令和2年11月11日(水) 22:30~23:15 総合 全国
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

出演:近衞前久 役:澤田 誠

エピソード1 若き関白 戦場へ

武芸にもすぐれていた関白・近衞前久(ドラマパートより)
戦国時代、貴族は収入の源である領地を武士に奪われ、存続の危機にありました。この渦中で貴族のトップ・「関白」だったのが、近衞前久(このえ・さきひさ)です。世を平穏に戻そうとなみはずれた行動力で動き始めた若き前久。相棒は、あの上杉謙信――!
 

エピソード2 われは戦国交渉人

関白の権威の無力さを痛感した前久は、まもなく関白職も京での暮らしも失います。そこに接触してきた織田信長。信長が期待し、それ以上の成果を上げたのが前久のそなえる貴族の文化と「交渉力」でした。信長のため地方の大名に説き、彼の覇業を支える前久。なんとか念願の平和が訪れる……はずでした。
貴族の文化が前久の武器だった(ドラマパートより)
 

エピソード3 戦国ラストミッション

世を太平へ導いた前久最後の仕事とは(ドラマパートより)
周囲の反対を押し切り「藤原秀吉」として秀吉を養子に迎えた前久。信長亡き後実力№1の秀吉が関白になれば、天下は治まるという前久の決意でした、が……。さらに関ケ原の戦い直後の前久のはたらきも紹介。時代が江戸の太平を迎える際、前久が果たした役割を浮き彫りにします。
 

参考文献

『流浪の戦国貴族 近衛前久』(谷口研語 中公新書)
『近世公家社会の研究』(橋本政宣 吉川弘文館)
『天皇と天下人』(藤井讓治 講談社)
『東国の戦国争乱と織豊政権』(池 亨 吉川弘文館)

Page Top