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プリンセス・ストーリーズ
恋、食、美…姫たちの秘められた物語
●本放送 | 平成23年 1月 3日(月) | 21:00~21:54 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成23年 1月 9日(日) |
01:35~02:29 |
総合 |
全国 (*土曜深夜) |
*再放送の予定は、変更されることがあります。当日の新聞等でご確認下さい。 |
エピソード1 華麗なる美食の王妃 カトリーヌ・ド・メディシスの謎
![]() |
世界中で、華やかな食卓を彩るフランス料理。実は、その洗練されたもてなしは、イタリアからフランスに嫁いできた姫カトリーヌ・ド・メディシスがもたらしたものだった。陶器の皿、フォーク、野菜、ソースと、カトリーヌの嫁入りは、フランス食文化の革命となる。やがて彼女は、フランス国内の宗教戦争を収めるべく、“食”を使った秘策を考え出す。それは成功したかに見えたが、一発の銃弾をきっかけに彼女の融和策は破たんしてしまう。華麗な「食」のお姫様による波乱の人生の物語。
エピソード2 偉大な“処女王”の禁じられた初恋
イギリス黄金時代の礎を築いた女王・エリザベス一世は、生涯独身を貫き、“処女王”と呼ばれた。その秘密を解き明かす鍵は、プリンセス時代の秘められた初恋。ハンサムな継父トマスへ抱いた淡い思いが、エリザベスの王位継承者としての立場ゆえ、トマスの処刑という悲劇的な結末を引き起こしてしまう…。国を背負う”公”の存在として生きるため、恋心すら制約を受けるプリンセスの厳しさ。偉大な女王誕生に秘められた、プリンセス時代の淡く残酷な「恋」物語。

エピソード3 美の魔力に魅入(みい)られた皇妃エリザベート
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「絶世の美女」と称えられたオーストリア皇妃エリザベート。地方の公爵家出身だった彼女は、最高の格式を誇るウィーン宮廷の暮らしになじめず、冷笑を浴び、すっかり自信を失ってしまう。ところが、自らの「美しさ」がもつ力に目覚めるやいなや、エリザベートは人生のすべてを美容に費やしていく。しかし、老いによって美しさに陰りが生じ、一人息子に死なれた時、ようやく彼女は自分が失ってしまったものの大切さに気づいたのだった…。その「美」しさに秘められた悲しみの物語。
参考文献
『エリザベス 華麗なる孤独』石井美樹子著(中央公論新社2009)
『エリザベート美しき皇妃の伝説 上・下』ブリギッテ・ハーマン著・中村康之訳
(朝日新聞社2005)
『貴婦人が愛した食卓芸術』今田美奈子著(角川書店2001)
『ハプスブルク プリンセスの宮廷菓子』関田淳子著(新人物往来社2007)
『図説ヨーロッパの王妃』石井美樹子著(河出書房新社2006)
『Catherine de’Medici』R.J.Knecht著 (Longman 1998)
*絶版になっているものもありますので、書店・出版社にご確認下さい