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防災の日スペシャル 江戸百万人が見た!富士山大噴火
●本放送 | 平成29年 9月 1日(金) | 20:00~20:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成29年 9月10日(日) |
※土曜深夜 00:05~00:48 |
総合 |
全国 |
以下の地域は、本放送日時が異なります。 ・中部地方… 9月 8日(金)20:00~20:43 ・四国地方…10月20日(金)20:00~20:43 ・九州地方… 9月29日(金)20:00~20:43 ※上の放送予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
エピソード1 その時、一体なにが? 百万人が見た巨大噴火
![]() 宝永火口内で「火山弾」を見る井上アナと火山学者・小山真人さん
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1707(宝永4)年11月23日の「宝永噴火」は、平安時代以来の富士山の大噴火。その激しさを、多くの人々が文章や絵で記録していました。予兆の地震から、噴火後の黒雲や雷、大量の火山灰に謎の振動まで。リアルな証言を第一線の科学者が分析、巨大噴火の実像に迫ります。
エピソード2 恐るべき火山灰 見放された村と伝説の代官
ふもとに降り注いだ火山灰の厚さは3メートル、田畑も壊滅。村人は飢えに苦しみます。幕府は被災地救済の名目で巨額の資金をあつめるも別の用途に流用してしまう始末。「復興」にあたる関東代官・伊奈忠順(いなただのぶ)は、義憤から前代未聞の行動に出ます。伊奈と農民がとった決死のそれとは?

伊奈忠順と村の名主たちは決死の行動に…(ドラマパートより)
エピソード3 終わらぬ苦闘 三次災害「大洪水」
![]() 酒匂川の治水工事を指揮する田中丘隅(ドラマパートより)
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富士山噴火は火山災害はもちろん、火山灰のたい積で河川の水位が上昇し“洪水”も引き起こしました。時の将軍・徳川吉宗によって民間から起用された田中丘隅(たなかきゅうぐ)は、画期的な方法で治水に成功。疲弊した農村の救済策も次々打ち出します。実に80年におよんだ復興のゆくえは・・・
参考文献
『1707 富士山宝永噴火 報告書』(中央防災会議)※インターネットで入手可能
『小山町史』(静岡県小山町)
『富士山噴火とハザードマップ』(小山真人 古今書院)
『富士を知る』(編集・小山真人 集英社)
『富士山宝永大爆発』(永原慶二 集英社)