バックナンバー
「私は植物の精である」牧野富太郎 夢の植物図鑑
●本放送 | 平成31年 1月23日(水) | 22:25~23:10 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成31年 1月26日(土) |
10:05~10:50 |
総合 |
全国 |
※放送予定は変更されることがあります。また地域によっては放送の有無もあります。 当日の新聞、最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
エピソード1 土佐の植物少年 東大鮮烈デビュー
![]() 少年時代から植物に夢中!(ドラマパートより)
|
少年のころから故郷 土佐(高知)の植物を調べていた牧野富太郎。22歳で上京、その博識と情熱で東大理学部植物学教室に出入りできるようになります。それまで外国の学者が決めていた植物の名を、富太郎が「ヤマトグサ」で日本人として初めて命名。28歳の若さで日本の植物学界のトップに立ちます。
エピソード2 あらん限りの妻の愛
カネに糸目をつけず買った本は5万冊以上。借金苦で引っ越しすること30回。そんな富太郎をしっかり支えたのが妻の壽衛(すえ)でした。糟糠の妻 壽衛が病で余命いくばくもない時、富太郎は笹の新種を発見「スエコザサ」と名づけます。そして次の句を詠みました――「世の中のあらん限りやスエコ笹」

富太郎と妻・壽衛(ドラマパートより)
エピソード3 誕生!夢の植物図鑑
![]() 「牧野日本植物図鑑」
|
『牧野日本植物図鑑』富太郎78歳の時の大著です。この大図鑑をつくるため、富太郎は標本募集のチラシを日本全国に配布。10万点を超える標本を確保し研究著述に活用、ぼう大な種類の草木が図鑑に掲載されました。日本じゅうのすべての植物を明らかに……富太郎生涯の夢がここに実現したのです。
参考文献
『牧野日本植物図鑑』(北隆館)
『牧野富太郎自叙伝』(講談社学術文庫)
『MAKINO』(高知新聞社編 北隆館)
『牧野富太郎~植物博士の人生図鑑~』(コロナブックス 平凡社)