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トップ  バックナンバー  2010年  12月  第60回 忠臣蔵 男たちの「さよなら」

忠臣蔵 男たちの「さよなら」
~友よ、妻よ、子よ・・・最後の日々~

●本放送 平成22年12月15日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成22年12月22日(水)
平成22年12月22日(水)
平成22年12月24日(金)
8:15~8:58
16:05~16:48
2:15~2:58
BS2
総合
総合
全国
全国
全国 (※木曜深夜)
*再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認下さい。

エピソード1 事件のはじまり 武士たちは死を覚悟した

議論する赤穂藩士たち(再現)
主君浅野内匠頭の切腹、領地召し上げの一報が領地赤穂に届くと、浅野家中は大混乱に陥る。家老大石内蔵助は、今後は自分にすべてを任せるという誓約書・神文を仲間から集め、ようやく混乱を収拾させる。しかしお家断絶により流浪の身となった藩士たちは、家族と仲間のきずな“神文”の間で苦しむことになる。その一人萱野三平は親から再就職の口を世話されるが同志と父のはざまに苦悩し・・・。予測しえない事態に別れを急ぐ男たちの戸惑いの物語。
 

エピソード2 大石内蔵助の苦悩「さよなら」の胸のうち

浅野家再興を幕府に嘆願する内蔵助。しかし主君の敵、吉良への報復を第一とする討ち入り急進派との間で激しい論争が続く。方針の違いをめぐり去っていく同志たち。やがて討ち入りが決定、各自の覚悟を確かめるため内蔵助がとったのは、仲間とのきずなの証し、神文をいったん返却する「さよなら」の秘策だった・・・。さまざまな別れの中で仲間をまとめようとするリーダー内蔵助、苦悩の胸中。
苦悩する大石内蔵助(再現)
 

エピソード3 愛する家族へ・・・男たちの「さよなら」

母へ手紙を書く大高源五(再現)
討ち入りを前に男たちは多くの手紙を出している。そこからは死にいく事へのあきらめと残された者への深い気遣いが読み取れる。「息子と見た祇園祭をあなたにも見せたかった」(大石内蔵助、妻への手紙)「秋の紅葉をみたら別れの時のわたしの姿を思い出して下さい」(小野寺十内の和歌)「最後のいでたちは黒い小袖。刀はおやじ様の差していたものです。勇ましく働きますのでお気遣いなされませぬよう」(大高源五、母への手紙)  愛する人たちに託した、男たちの「さよなら」・・・。
 

この回ゆかりの地は・・・

参考文献

「忠臣蔵のことが面白いほどわかる本」山本博文(中経出版)
「赤穂義人纂書 一、二」鍋田晶山(日本シェル出版)
「忠臣蔵 第一巻~第三巻」赤穂市史編さん室 (赤穂市)
「赤穂義士実纂」齋藤茂(赤穂義士実纂頒布会)
「赤穂義士史料 上・中・下」中央義士会(雄山閣)

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