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トップ  バックナンバー  2010年  3月  第34回 大仏ってなんで大きいの?

大仏ってなんで大きいの?
~あなたの知らない意外な秘密~

●本放送 平成22年 3月31日(水) 22:00~22:43 総合 全国
●再放送 平成22年 4月 7日(水)
平成22年 4月 7日(水)
平成22年 4月 9日(金)
08:15~08:58
16:05~16:48
02:00~02:43
BS2
総合
総合
全国
全国
全国
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。
※4/9(金)の再放送は、大リーグ中継のため放送休止の可能性があります。

エピソード1 なぜ大きいの? シルクロード7500kmの旅

シルクロードを行くラクダの隊商
奈良の大仏を初めて見た人々の第一声はなんといっても「大きい!」。でも、なぜこんなに大きいの?それには西遊記でおなじみの三蔵法師と深い関わりがあった。玄奘三蔵はインドへの大旅行の途中、最古の大仏の一つ、アフガニスタン・バーミヤンの大仏を見た感動を記録に残している。玄奘のような旅人によって、インド周辺地域で生まれた大仏が、シルクロードをつたわって巨大帝国唐でブームを起こした。大仏造りの思想は、さらに遣唐使によって日本にまで伝わり、奈良に大仏が造られることになったのだ。7500kmに及ぶ大仏シルクロードロマンの旅。
 

エピソード2 古代史ロマン 幻の“信楽大仏”を追う

「奈良」の大仏、実は「信楽」の大仏になる可能性もあった。大仏造立の詔が出されたのは奈良・平城京ではなく、タヌキの置物で有名な信楽焼のふるさと、現在の信楽(滋賀県甲賀市信楽町)だった。信楽での大仏造りについてはこれまでその規模など不明な事が多かったが、近年、大規模な銅の鋳造施設跡が発掘されるなど、少しずつその全貌が明らかになりつつある。最新の研究結果を交え幻の「信楽大仏」の実像に迫る。
幻の“信楽大仏”(イメージ)
 

エピソード3 プロジェクト“大仏” 知られざる12年のすべて

奈良時代の大仏(CG)
大仏を作ったのは、のべ260万人にも及ぶ無名の人々。現場作業員と監督とでは、差があった食事の量。仕事か?家庭か?働きすぎの父を見舞った悲劇。また巨大な仏像にどうやって銅を流し込んだのか、どうやって金メッキしたのか・・・12年に及ぶ前代未聞の巨大プロジェクト、現場のディティールを徹底紹介。またCGで、極彩色に彩られた創建当初の東大寺大仏殿内にご案内する。
 

この回ゆかりの地は・・・

参考文献

「東大寺大仏の研究」前田泰次 西大由 松山鐵夫 戸津圭之介 平川晋吾著(岩波書店)
「日本の古代9」より「平城京住民の生活誌」 栄原永遠男(中公文庫)
「大仏はなぜ紫香楽で造られたのか」滋賀県文化財保護協会(サンライズ出版)
「奈良の大仏 世界最大の鋳造物」香取忠彦 穂積和夫(草思社)
「バーミヤーン、遙かなり」宮治昭(NHKブックス)

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