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トップ  バックナンバー  2020年  7月  第390回 スーダラ節が生まれた

スーダラ節が生まれた

●本放送 令和2年 7月 1日(水) 22:30~23:15 総合 全国
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

エピソード1 スーダラ前夜

スーダラ節はどのように生まれたのか
戦争が終わった頃、正統派の歌手をめざしていた20歳の植木等は、いつのまにかコミックバンドの道へ。作曲家・萩原哲晶や作家・青島幸男と出会い、植木の鼻歌をテーマにした曲作りが始まります。どんな歌ができあがったのか?そこには、時代からはぐれた男たちの見た当時の日本の姿がありました。
 

エピソード2 スーダラへの葛藤

ようやく「スーダラ節」の曲が完成。ですが、肝心の植木が歌うことをためらいます。その植木に、父親で僧侶の植木徹誠はスーダラ節は「親鸞の教え」だと語りました。迷いの吹っ切れた植木は本番にのぞみ「神が宿った」といわれたアドリブを炸裂させます。奇跡のコミックソング誕生の舞台ウラ。
迷う植木に父・徹誠は…(ドラマパートより)
 

エピソード3 わかっちゃいるけど やめられない

運命の映画「本日ただいま誕生」 写真提供:渡辺プロダクション
スーダラ節の植木等は映画でも「無責任男」を演じることに。しかし、それは本来の自分とは正反対のイメージ。またもや悩む植木の転機は、シベリアに抑留され生還後も波乱の人生を送る僧侶を演じたことでした。シリアスな作品と向き合うことで、逆に植木はスーダラ節を歌い続ける決意を固めます。
 

参考文献

『夢を食いつづけた男 おやじ徹誠一代記』(植木 等・北畠清泰 ちくま書房)
『植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」』(戸井十月 小学館文庫)
『わかっちゃいるけど・・・ シャボン玉の頃』(青島幸男 文藝春秋)
『クレイジー音楽大全 クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル』(佐藤利明 シンコ-ミュージック・エンタテイメント)
『植木等と昭和の時代(別冊宝島2545)』(宝島社)

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