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妖怪と神さまの不思議な世界
~遠野物語をめぐる心の旅~
●本放送 | 平成26年10月29日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成26年11月 5日(水) |
※火曜深夜00:40~01:23 |
総合 |
全国 |
※放送予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
出演:柳田国男 役:矢口恭平/いね子 役:鎮西寿々歌 |
エピソード1 遠野物語の世界を旅する
![]() カッパが釣れる!?遠野のカッパ淵
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カッパ、座敷わらし、雪女…「遠野物語」に描かれた妖怪や神様は、実際に遠野の村人が目撃したもの。物語に登場した人物の子孫を訪ね、今も生々しく伝わる目撃談を語ってもらいます。さらに座敷わらしが住んでいたという家の跡地を探訪、カッパ釣りにも挑戦!遠野物語の不思議な世界を旅します!!
エピソード2 遠野物語の作者 柳田国男の愛と悲しみ
遠野物語の著者・柳田国男。執筆の背景には、学生時代の悲恋がありました。3年間片思いし続けた、いね子という美しい少女との別れが、柳田に生涯にわたる疑問を抱かせます。それは“死んだ人間の魂はどこへ行くのか?”。遠野物語誕生の陰に秘められた愛と悲しみの物語です。

美少女・いね子に柳田国男は思いを寄せるが…(再現)
エピソード3 遠野物語と津波 愛する家族との別れ
![]() 遠野物語より“津波で妻を失った男の話”(再現)
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遠野物語には、およそ120年前の明治三陸大津波で被災し、妻を失った男の悲話も記されています。そして現代、その男の子孫の方も東日本大震災に遭い、大切な家族を失いました。愛する人を奪われた時、人はどうやってその死を受け入れるのか。遠野物語が語り続ける時代を超えたメッセージです。
この回ゆかりの地は・・・
参考文献
『いま、遠野物語を読む』(石井正己 河出書房新社)
『評伝 日本の経済思想 柳田国男』(藤井隆至 日本経済評論社)
『故郷七十年』(柳田國男 のじぎく文庫)
『柳田国男の恋』(岡谷公二 平凡社)
『3・11から考える「この国のかたち」』(赤坂憲雄 新潮社)