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黄金の国ジパングを行く 金と日本人の2000年
●本放送 | 平成31年 4月17日(水) | 22:30~23:20 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成31年 4月23日(火) |
15:08~15:58 |
総合 |
全国 |
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
出演:尾形光琳 役:西村和彦 |
エピソード1 黄金は人々を救う 古代の切なる祈り
![]() 宮城・黄金山神社:東北は黄金に満ちていた
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古代日本の古墳の装飾、あるいは副葬品をいろどる「金」。のち伝来した仏教においても黄金は祈りのシンボルに。特に「大仏」は国家安泰の願いが全身の黄金色に込められていました。それらを可能にする大量の金を生み出していたのが、東北の砂金…。
エピソード2 黄金の奔流が戦国を変えた
多数の金鉱山が開発され日本がゴールドラッシュを迎えたのは、戦国時代。各地の戦国大名は、それぞれ勢力圏内で得た黄金を駆使して覇権を争いました。その戦いを制した武将こそ豊臣秀吉です。「本能寺の変」直後から天下をとるまで、秀吉の原動力となったのが「金」でした。

静岡・安楽寺:戦国の黄金は「温泉」とも…
エピソード3 誕生!江戸の黄金 超絶技巧
![]() 東京・富岡八幡宮:江戸町人パワーの源も黄金
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あのフランス王妃マリー・アントワネットは、実は日本製の金工芸品のコレクター。彼女と同時期の日本は江戸時代でしたが、当時の日本の金工は世界的にも超絶していました。そうした「江戸の黄金」文化からは、天才・尾形光琳も登場することになります。
参考文献
『金・銀・銅の日本史』(村上 隆 岩波書店)
『エピソードで綴る日本黄金史』(岡本匡久 パンローリング)
『黄金の日本史』(加藤 廣 新潮社)
『日本の金』(彌永芳子 東海大学出版会)