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トップ  バックナンバー  2019年  2月  第336回 まぼろしの王国 銅鐸から読み解くニッポンのあけぼの

まぼろしの王国 銅鐸から読み解くニッポンのあけぼの

●本放送 平成31年 2月 6日(水) 22:25~23:10 総合 全国
●再放送 平成31年 2月 9日(土)
10:05~10:50
総合
全国
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。

エピソード1 最古の銅鐸の音色(ねいろ)

弥生時代の製法で「銅鐸」をつくる
弥生時代の青銅器「銅鐸(どうたく)」。2015年に発見されたそれは、棒状の「舌(ぜつ)」とそれをつるすためのものとおぼしきヒモが一緒に見つかりました。この発見から謎の道具だった銅鐸は鐘のように鳴らすものであることが確かに。当時の製法で銅鐸・舌を再現、古代の音色がよみがえります!
 

エピソード2 銅鐸に描かれた願い

銅鐸に描かれた繊細な絵画。人に動物に昆虫…しかし、何を意味しているかは不明でした。なかでも謎だったのは「H」のかたちの道具を持って踊っている?人の絵。これを解くカギは、当時のゴミ捨て場から出土した1ミリ以下の「魚の歯」…!
それは「田堰(たぜき)」を開ける姿だったか?
 

エピソード3 まぼろしの銅鐸王国

銅鐸をまつる神殿か?伊勢遺跡再現CG
奈良・纏向(まきむく)遺跡で見つかった銅鐸の破片は、火であぶられ粉々に破壊されたことをしめすものか?琵琶湖に近い滋賀・伊勢遺跡の大型建物は、鳴り物としての機能を失った銅鐸をひたすら「まつる」場だったのか?――女王・卑弥呼が登場する時代にくりひろげられた「銅鐸」興亡のドラマ。
 

参考文献

『松帆銅鐸の調査と研究』(難波洋三 雄山閣 別冊季刊考古学)※2019年5月刊行予定
『Evidence for fish cultivation during the Yayoi Period in Western Japan』
(Nakajima, T., Nakajima,M.and Yamazaki T. International Journal of Osteoarchaeology,20, 2010)
『国宝 桜ヶ丘銅鐸の謎に迫る』(神戸市立博物館 2012)
『豊穣をもたらす響き 銅鐸』(大阪府立弥生文化博物館 2011)
『大岩山銅鐸から見えてくるもの』(滋賀県立安土城考古博物館)

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