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信長より20年早かった男 最初の「天下人」三好長慶
●本放送 | 令和2年 6月24日(水) | 22:30~23:15 | 総合 | 全国 |
※放送予定は変更されることがあります。地域によっては放送の有無もあります。当日の新聞・最寄りのNHKのHPなどでご確認下さい。 |
出演:三好長慶 役:矢口恭平 |
エピソード1 戦国の革命児 あらわる!
![]() 少年長慶は父のかたきを主君とすることに(ドラマパートより)
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三好長慶は阿波国(徳島県)の武将の子に生まれました。父が主君・細川晴元に裏切られ非業の最期を遂げると、わずか11歳で三好家当主となります。たびたびの存続の危機も驚きの手段で乗り越え、のち天下を制する下地も築いていく長慶。逆境に打ち勝つ「戦国の革命児」のアイデアとは!?
エピソード2 誕生!戦国最初の「天下人」
主君にして父のかたき細川晴元を倒した長慶は、一躍京のある近畿でも随一の実力者に。次なる敵は将軍・足利義輝。この時長慶が選んだ選択肢は前代未聞、将軍を追放しみずから「天下人」になることでした。戦国時代、初めて天下を統べ、あらたな国づくりをこころざしたのは三好長慶だったのです。

長慶、戦国の世に覇をとなえる(ドラマパートより)
エピソード3 先駆けの天下人 その栄光と挫折
![]() 「天下人」の晩年は悲劇的だった(ドラマパートより)
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現代では天皇の代替わりに実施される「改元」。戦国時代は天皇と足利将軍が連携し決めました。しかし年号の弘治から永禄へ改元する際、時の正親町天皇が頼りにしたのは長慶。天下人として絶頂の長慶でしたが、息子を亡くしてからその栄光はかげりはじめ、長慶の名も歴史に埋もれていくことに――。
参考文献
『三好長慶』(今谷 明・天野忠幸 宮帯出版社)
『三好長慶 諸人之を仰ぐこと北斗泰山』(天野忠幸 ミネルヴァ書房)
『三好長慶 河内飯盛城より天下を制す』(天野忠幸・高橋 恵 風媒社)
『戦国期三好政権の研究』(天野忠幸 清文堂出版)