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漱石先生と妻と猫
「吾輩は猫である」誕生秘話
●本放送 | 平成27年 7月 1日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成27年 7月 8日(水) |
14:05~14:48 |
総合 |
全国 |
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
出演:夏目漱石 役:柏原収史/妻・鏡子 役:大塚千弘 |
エピソード1 結ばれた絆
![]() 漱石は妻・鏡子とひもで結んで就寝した(再現)
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明治29年、熊本五高の英語教師・夏目金之助(漱石)は中根鏡子と結婚。偏屈な漱石に鏡子は持ち前の大らかさで向き合います。ところが流産で心が不安定となる鏡子。自殺未遂まで起こした鏡子が二度と離れないよう、漱石はお互いの体をひもで結んで眠るように。漱石夫婦の絆の芽生えを描きます。
エピソード2 それでもあなたを支える
2年間のイギリス留学を終え、明治36年に漱石は日本へ帰国。しかし、鏡子の前に現れた漱石の様子は、まるで別人でした。被害妄想に取りつかれ、周囲に当たり、ついには鏡子に離婚まで迫ります。しかし、鏡子は負けません。「夫を支えるのは私しかいない」―妻・鏡子の奮闘と夫婦再生への物語。

帰国し、鏡子の前に現れた漱石はすっかり変わっていた(再現)
エピソード3 幸せを呼んだ猫
![]() 突然現れた猫がすべてを変えた!?(再現)
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夏目家の雰囲気は、なおも険悪な状態が続いていました。そこへある日、フラリと一匹の野良猫が。ささくれだった心が、この猫によって落ち着き始めた漱石。やがて猫から見た夏目家の物語を小説として執筆。この仕事を通じて、漱石は自分を取り戻していきます。文豪誕生は猫のおかげだった―!?
参考文献
『漱石の思い出』(夏目鏡子 述/松岡 譲 筆録 文春文庫)
『漱石の妻』(鳥越 碧 講談社文庫)
『吾輩は猫である』(夏目漱石 各社文庫本にあり)