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颯爽(さっそう)登場! 明治ゴーストバスター
~“妖怪博士”井上円了の不思議な世界~
●本放送 | 平成23年10月12日(水) | 22:00~22:43 | 総合 | 全国 |
●再放送 |
平成23年10月19日(水) |
16:05~16:48 |
総合 |
全国 |
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。 |
出演:井上円了 役 :佐渡山順久 |
エピソード1 妖怪博士登場!“こっくりさん”に挑む
![]() “こっくりさん”を観察する円了(再現)
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明治20年頃、日本中に奇怪な現象が蔓延しました。「こっくりさん」です。社会的実害まで出る事態に、円了は、調査と実験で、人間の心理作用が「こっくりさん」の原因であることを明かにし、流行の大元が西洋にあると突きとめました。最初の事件での円了の名探偵ぶりに迫ります。
エピソード2 なんで そーなるの? 妖怪と哲学と日本の未来
越後の寺に生まれた円了は、東京大学で最先端の哲学を学んだ後、東洋大学の前身「哲学館」を創設。さらに講演で庶民の啓蒙に尽力します。一方で、妖怪や怪奇現象などの解明にも奔走する円了。自分自身で考え真偽を見極めることが大事という点で、哲学と妖怪学は、円了の中で一貫していたのです。

妖怪退治に決意を固める円了(再現)
エピソード3 日本人の“心の近代化”を- 人々に愛された円了先生
![]() 人々に哲学を語る円了(再現)
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円了を生涯最大の危機「哲学館事件」が襲います。教え子の答案が、国の体制にとって危険だと糾弾され、廃校の危機に。円了は、自由な思考を制限する国策下の教育に限界を感じ、庶民に“ものの見方・考え方”を啓蒙する全国巡講の旅を始めます。晩年、円了は5400回を越える講演で、140万人に語り続けました。
この回ゆかりの地は・・・
参考文献
『井上円了選集 全25巻』
『井上円了の教育理念』
『ショートヒストリー 東洋大学』
(以上、東洋大学および東洋大学井上円了記念学術センター※図書館などで閲覧下さい)
『妖怪学全集 全6巻』(井上円了 柏書房)
『妖怪玄談』(井上円了 大東社)