2012年4月

2012年04月24日 (火)

GWの旅プラン

「新日本風土記」事務局スタッフです。
いよいよ来週はゴールデンウイークですね。4月に新たなスタートを切ってから走り続けてきた方々、どうぞ一息ついて下さい。心身共にリフレッシュしましょう!

ゴールデンウイークはどこに行こうか検討中の方、「もういちど、日本」をどうぞご覧になって、参考にしてみて下さい。今週は、東北の話題をずらり揃えております。春の東北を訪ね、少し遅くやってくる春をもういちど楽しみつつ、ほんの少しでも復興の一助になれば嬉しいですよね。来週は、日本各地の観光名所を紹介します。古都・京都に古都・鎌倉。九州は高千穂峡で絶景を堪能。ちょっとした登山を楽しむなら、筑波山。
埼玉県秩父では、子どもたちだけでおこなう花祭り。ほほえましく、美しく・・。

海外旅行もいいですが、国内を巡る旅も、新たな発見が待っているはず。
さあ、私はどこへ行こうかな。

投稿時間:13:18 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク


2012年04月17日 (火)

吉野・熊野の恵み

「吉野熊野」を担当した川口です。1年にわたる取材で垣間見えてきた、吉野熊野にまつわる人々の物語。それは1300年以上受け継がれてきた、伝統ある、歴史深い物語でした。 1300年間、人々の手によって受け継がれてきた吉野の桜。1300年続く荒行・大峰奥駈け修行に参加し、“何か”を見つけようとする人々。その修行者を宿坊で迎える1300年続く鬼の末裔、などなど・・・。時空を超えた人々の営みが、吉野熊野には根付いていました。そうした、歴史が積み重ねられる瞬間、瞬間に立ち会ったことで、自分の人生の歴史を積み重ねる瞬間も、これまで以上に大切にしていきたいなと感じることができました。


人生観にも影響を及ぼした(大げさ過ぎ!?)今回の取材でのおすすめは「湯の峰温泉」です。世界遺産で知られる熊野古道・熊野詣がその昔、民衆の間で流行するきっかけとなった温泉です。場所は、和歌山県田辺市本宮町、熊野参詣道内にあります。15ほどの旅館が軒を連ねる温泉街で、2箇所ある共同浴場のうち「つぼ湯」は、日本最古の共同浴場といわれ、小屋の中には2~3人程が入れる岩穴があり、そこに温泉が湧いています。ここのお湯は「小栗判官物語」で有名な、餓鬼阿弥となった小栗が元の人間の姿へと復活を果たした伝説のお湯でもあります。近くには「湯筒」と呼ばれる源泉自噴口があります。そこから出るお湯は温度が高いため、地元の人が温泉たまごや茹で野菜を作る光景が見られました。(もちろん観光客が作っても大丈夫です)。残念ながら、取材スケジュールの都合で「つぼ湯」にも「温泉たまご」にもありつけませんでしたが、必ず、もう一度行って体験したいと思います。


しかし、私を含め撮影クルーが泊まった宿(小栗屋)では、「つぼ湯」を使った料理を食べられました! 「つぼ湯」を汲み、そのお湯で湯豆腐を頂いたのです。ここの宿では食後のコーヒーにも使われるこのお湯は、飲むことで胃腸の病気などにも効能があると言われているそうです。その評判を聞きつけ、遠方からわざわざお湯をもらいに訪ね来るお客もいるんだとか。ご主人がご好意で「お湯」をペットボトルに入れて、お土産にと下さりました。持ち帰り、しっかりと熱燗にして飲み干しました!ごちそうさまです! 浸かっても飲んでも身体に良いとされる「湯の峰温泉」。歴史がつくられる舞台ウラにはきっとこうした万人を喜ばせる“恵み”が溢れている気がします。
 

投稿時間:10:05 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2012年04月10日 (火)

花より団子? 桜前線の旅

「桜前線の旅」を担当した棟方です。47都道府県すべての桜と、それにまつわる人々の物語、いかがでしたでしょうか?桜が不思議な花なのは、みんなが愛する花であると共に、誰もが自分だけの桜への思い出を持っていること。ちなみに私は「入学式に小学校の校庭にあった桜」を思い出します。わくわくするような想いと、知らない人の中に混ざって生活していく不安が入り混じり、大きなピンクの木が、幼い自分に覆いかぶさってくる・・・そんな記憶の断片が今も残っています。

さて、今回の「とっておき」ですが、撮影の旅で印象に残った食べ物のお話。でも、郷土料理の名店などではなく、取材先の一般の方に頂いた手作りの味のご紹介です。最初は、滋賀県東近江市川合寺町にある西蓮寺。そこで、ご住職の奥さまからお昼にいただいたコンニャクの濃厚な味にビックリ。地元農家の手作りとのことですが、なんと表現して良いのか、噛みごたえから味まで、とてもしっかりしているのです。普通コンニャクと言えば「お腹のお掃除」とも言われ、あまり味が無いような印象がありますが、川合寺町のコンニャクは、御飯のおかずの主役を張れるような味の強さがあります。味付けの旨さではなく、コンニャクそのものの旨さ。原料であるコンニャクイモのエネルギーをそのまま封じ込めたといいますか(コンニャクイモそのものを食したことはありませんが)・・・・ごはんがススミマス。

もう一つは、秋田県、角館。
撮影終了後、取材先の安藤醸造・大女将、安藤恭子さんから帰りがけに渡された紙袋。帰りの新幹線の車内で開けてみると、恭子さんが握ってくれたおにぎりとお漬物が3人分(私とカメラマンと音声マンの分)入っていました。鮭や昆布が入ったごく普通のおにぎりでしたが、見栄えが豪華な駅弁では湧かなかった食欲が、突然モリモリと湧いてきて、3人ともあっという間に食べつくしました。「心をこめて握られたから美味しい」と言ってしまえば簡単ですが、撮影で疲労し、新幹線のシートにぐったりと身を沈めていたスタッフにとっては、この「なんでもないおにぎり」が最高の御馳走になったのです。

実は、今回の「桜前線の旅」の撮影では、なぜか取材先でごちそうになったり、お土産をもらったりすることが多く、しかもそのほとんどが手作りの食べ物でした。桜に関する取材をすると、基本的にみんな笑顔になるのですが、それだけでなく、人を歓待したり、お土産を渡したくなるのかもしれません・・・・桜が持つ不思議な力の一つなのでしょうか?

投稿時間:10:38 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2012年04月03日 (火)

リニューアルしました!

「新日本風土記」事務局スタッフです。
4月になりました。新しい世界に飛び込んだり、新しい友人に出会ったり、ドキドキワクワクのスタートですね。「新日本風土記」「もういちど、日本」も、新たな放送時間で出発です。皆さまの新しい生活リズムに、どうかうまくなじみますように・・!

ところで、このホームページは、先週、一足先にリニューアルをしました! 気がつかれた方は、いらっしゃったでしょうか? 昨年1年間放送したことで、過去の番組情報が、だいぶ増えました。そこで、バックナンバーのページを大幅にリニューアルしました。放送年度で選んだり、地方別に検索できますし、また、各番組の個別ページも充実させました。関連する過去のブログも簡単に見られるようになっています。どうぞ、実際に各ページをご覧になってみて下さい!

投稿時間:12:09 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク


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