みちしる始まる!
「新日本風土記」事務局スタッフです。
先日、携帯サイトをオープンしましたが、皆さま、一度のぞいてみて頂けましたでしょうか? 手軽に放送予定が確認できるので、こちらのサイトとあわせて、どうぞご活用下さい。詳細は、番組情報のページからどうぞ!
さて、今回の新たなお知らせは、「みちしる」です。
「なに、それ?聞いたことないけど。」という方、その通りです。本日サイトオープンしたばかりの、出来たてホヤホヤ。「新日本風土記」をはじめ、NHK秘蔵の美しい映像が満載です。
「旅行に行く前に下調べをしたい。」
「ふるさとの映像が見たい。」
「趣味の鉄道の動画が見たい。」
など、それぞれの目的に応じて、自由に検索ができます。マウスで地図をグリグリ動かしたり、お宝動画を探したり、楽しみ方は自由自在。ぜひ、一度訪ねてみて下さい。秋には、自分の感想や画像を投稿することもできるようになる予定です。
ちなみに、「みちしる」とは、道を知る、未知を知る・・など、好奇心を刺激するサイトを目指してつけられた造語。どうぞ、お見知りおきを・・。
アクセスは、TOPページ右下のバナーから。
もしくは、下記のアドレスからどうぞ!
http://www.nhk.or.jp/michi/
投稿時間:11:00 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク
宮島 "神の島"の大空間
「宮島」を担当した上米良です。今回の取材で宮島の隅々まで歩き、「神の島」の暮らしや手つかずの自然など、一度訪ねただけでは分からない"宮島の奥深さ"を感じたしだいです。
さて宮島といえば「嚴島神社」が有名ですが、印象的だったのが「千畳閣」です。豊臣秀吉が建築を命じた大経堂で、畳が千枚近く敷けることからその名が付けられました。しかし、秀吉の死により未完のまま現在に至っています。秀吉の建物は、大坂城にしろ聚楽第にしろ、当時のものはほとんど現存しません。そういう意味でも貴重な遺構です。
写真①(千畳閣)
元々はお経を唱えるための建物でしたが、江戸時代、歓楽地となった宮島に多くの人々が来ると、夏の納涼の場や土産物売り場に使われたりしました。また明治の日清戦争では、帰還される将兵の臨時の病院になったといいます(意外ですが宮島は軍事拠点としても重要視され、砲台跡なども残っています)。さらに戦後はダンスパーティーの会場にも。
さて、千畳閣の天井に掲げられているのが絵馬です。元々嚴島神社にありましたが、明治になってここに移されました。厳島の神様は、江戸時代、芸事の神様として篤い信仰を受け、芸能をテーマにした絵馬が多く奉納されました。奉納者が自分の芸事を、嚴島神社を訪れる全国の参詣者へPRする意味もあったといいます。写真は囲碁の上達を祈願して奉納された絵馬。次の一手をどう打てば良いのか、碁の問題になっているそうです。
写真②(囲碁の絵馬)
柱には、こんな落書きも。江戸時代、公演のため島を訪れた歌舞伎役者が記念として書いたもので、当時の宮島の様子を伺い知ることができます。(もちろん今は落書き厳禁です!)
写真③(落書き)
秀吉が建てた未完の遺産は、神様の膝元で多くの人々が交流する場となりました。嚴島神社参詣の際、ちょっと「千畳閣」に立ち寄って、聖と俗がうまくとけ込んだ、宮島の数奇な歴史に思いを馳せてはいかがでしょうか。
投稿時間:10:01 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク
携帯サイト始まる!
「新日本風土記」事務局スタッフです。
手軽に番組の放送予定が確認できるよう、携帯サイトをオープンしました。
「あれ? 今度の新日本風土記のテーマは何だっけ?」など、外出先でふと疑問に思ったら、携帯サイトをどうぞご利用下さい。
また、旅先などで、「ここは、新日本風土記で紹介していたかしら?」と思ったときには、携帯サイトのバックナンバーもどうぞ。これまでに放送したテーマと内容が、写真と一緒に見られます。
メニュー → TV → NHK →50音順 → 新日本風土記
皆さまのアクセスを、お待ちしております!
投稿時間:10:20 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク
富士山
去年放送した「富士山」の再構成を担当した、須田です。標高3776m、日本の最高峰、富士山。7月1日の山開きが行われると、年間およそ30万人もの人が頂を目指します。日本人なら人生に一度は登ってみなくては・・・とさえ思う、なんとも不思議な山です。今回は時代を超えて語り継がれてきた富士山の魅力を、「四季」で綴ってみました。同じ表情は二度となく、一瞬一瞬姿を変えることに改めて気がつきます。人々を心の底から癒し、魅了し続ける。長年、日本人が求めてきた心の風景がここにある! と、強く思いました。
【画像:春の富士山】
【画像:夏の富士山】
その証拠に、私たち日本人の身近にはいつも富士山が...。番組の中でもご紹介しましたが千円札の裏ですね。この元になった写真が「湖畔の春」、湖面に反射した逆さ富士の姿を捉えた作品。富士山の撮影に生涯を捧げた写真家・岡田紅陽氏の渾身の一枚です。
【画像:湖畔の春・写真】
ところで本編では、「本栖湖を見下ろす山の上から撮影」とご紹介しておりますが、実際にこの場所がどこなのか・・・? 気になった方もおられると思います。もう少し詳しくお伝えしますと、岡田紅陽氏が定宿とした民宿として、本編でもご紹介した、【本栖湖セントラルロッジ「浩庵」の隣にある小屋から、裏山を登った頂上近くのいくつかある大きな岩の上】のようです。多くの富士山ハンター(?)が訪れる、とっておきのスポットです。
【画像:湖畔の春・実写】
万華鏡のように多彩な表情を見せる富士山。何かと忙しい日々の中で富士山をふと思い出した時、この千円札の「湖畔の春」を眺めてみてはいかがでしょうか。皆様の心に富士山は何を語ってきますか?
投稿時間:10:10 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク