まもなく楽しいひなまつり
「新日本風土記」事務局スタッフです。
今年は大雪に見舞われる冬ですが、それでももう2月も終わり。来週には、春の節句を迎えます。ひな人形を飾り、家の中にはひと足早く春がやってきたお宅も多いのではないでしょうか。しまいこまれた道具一式を押し入れから出すのは結構億劫だったりするのですが、飾り始めると楽しいひととき。ちょっとしたおままごと気分です。
というわけで、今週、来週の「もういちど、日本」では、ひな祭りにちなんだ話題をお送りしています。
地域で異なる祝い方など、ぜひ、お楽しみ下さい!
そして、「新日本風土記」は出羽三山が舞台。行ったことがある方、ない方、どちらもお楽しみ頂けると思います。
週末の夜、心静かに祈りの世界を見つめるのも悪くないのでは?
どうぞ、ご覧下さい。
投稿時間:10:47 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク
雪、雪、雪・・・
「新日本風土記」事務局スタッフです。
2月に入ってからは、関東地方でも雪が降り積もるなど、今年の冬は、“冬らしい冬”という感じですね。家の近所では、あちこちにかわいらしい雪だるまが出現して、目を楽しませてくれました。大人になると、雪かきとか通勤への影響などを考えて、雪が降ることをあまり歓迎しませんが、子どもたちは目を輝かせて遊んでいました。少し幼心を取り戻して、冬を楽しんでもいいかもしれませんね。ただし、寒さにめっきり弱くなってしまいましたので、あまり長くは持ちませんが・・・! それに、普段雪に慣れていない分、様々な問題も発生します。車にチェーンをつけるのも、一苦労。外すのも、これまた一苦労・・・。北国の方々の雪への備えを学ぶべきだなあと実感した次第です。 今週はまた雪の予報ですから、できる範囲の備えをしたいと思っています。
さて、先週金曜日は、「蔵王」の再放送をお送りしましたが、ご覧頂けましたでしょうか。雪深い地ならではの恵みや知恵の宝庫、蔵王。スキーを楽しんで、温泉でゆったりしたくなりました。そして、蔵王連峰の魅力にひけをとらないのが、出羽三山です。来週28日(金)の「新日本風土記」は、出羽三山が舞台。古くからの祈りの地で、人々がどのような暮らしを営んできたのか、その文化をどう受け継いでいるのか。知らないことがまだまだたくさんあります。是非、ご覧下さい!
投稿時間:11:00 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク
白川郷でのんびりと
白川郷を担当した村山です。秘境・白川郷のイメージがありますが、現在は大変な観光地です。なにしろ年間140万人を超える人が来ると言うのですから、びっくりです。特にアジアからの観光客が多く、パワフルに写真を撮り、民宿を楽しむ姿には圧倒されました。特に冬は雪景色を楽しみにいらっしゃる外国人旅行者が多いそうです。
私が訴えたいのは、是非一日滞在して集落を歩いてほしい!ということです。
2,3時間もあれば見て回れる小さな集落ではありますが、合掌造りの民宿に泊まって、囲炉裏の回りで他の旅行者や宿の御主人と話すのはとても楽しい体験です。合掌造りの家の暮らしや歴史など、色々なお話しをして下さいます(お酒好きの御主人ですと、飲みながら!)。テレビが個室にない民宿も多いので、会話が娯楽というのもたまには良いのでは?

雪の前ならば、宿に懐中電灯を借りて夜歩きもオススメ。星がすごくきれいです。
のんびり集落を歩くなら、メインストリートの156号線の西の方へ。
少々歩くので人通りが少ないのですが、合掌集落が三つならんだ「三つ子合掌」というビューポイントがあります。田植えの時期や雪の時期は、たくさんのカメラマンが訪れます。「見たことある」景色が待っていますよ。ちなみに、「三つ子合掌」は合掌造りの家が移築されたり解体されていたころに、合掌造りを守ろうと買い取り移築されたものです。

三つ子合掌を見て、帰り道は白川八幡神社へ。お酒が好きな方は「どぶろく祭りの館」がオススメです。振る舞いのある秋の例大祭「どぶろく祭り」の様子がわかります。もちろん、館では入館料を納めて「お神酒どぶろく」を頂けます。村で作ったお米で村人が仕込むどぶろくは甘酸っぱく美味しいですよ。

集落を歩いていると、雪だるまや、雪の滑り台が作られていたりします。お土産物屋さんの御主人が、旅行者の人に楽しんで欲しいと作っているもので、歩いている時に見かけるとカメラを向けたくなる可愛らしさです。

のんびり一日過ごすと、「世界遺産・白川郷」以外の顔も見せてくれる素敵な所です。
投稿時間:11:00 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク
知ってるつもりの観光地、されど・・・
「筑波」を担当した花谷です。
およそ1年間にわたって筑波山に登り、その周辺をぐるぐるとかけまわりました。
関東にお住まいの方なら知らない人はいない有名観光地・筑波山。最初は「今さら筑波山を取り上げて、新たに知ることや驚きがあるのか」と疑問に思わないでもありませんでした。しかし、それは浅はかな考えでした。1300年前の書物に描かれた富士山へのライバル心。万葉集に富士山の倍の25首も詠われるほど都人にも愛されていたこと。8世紀から続く山岳修行が観光客のすぐそばで今も行われていること。筑波石バブルに香り高い福来(ふくれ)みかん。ちょっと踏み込めば、知らなかった筑波山の世界がどんどん広がりました。「西の富士、東の筑波」と江戸っ子たちに言わしめた山ですから、当たり前なのかもしれません。


取材する中で最も興味をひかれたのが、やはり「ガマの油売り口上」。なんとなく知っているつもりでしたが、とても奥が深いものでした。名人が、口上を生み出したとされる「永井兵助(ながい・ひょうすけ)」を代々名乗っていること、「筑波山ガマ口上保存会」が講習会を開き、口上士(こうじょうし)や師範の審査を行って担い手を育成していること、保存会の他にも、平賀源内こそが口上の創始者と考える「平賀源内流」が存在することなど、知れば知るほど面白い。ただし、どこまでが本当の歴史なのかは、はっきりせず、そこも面白さだと思ったり困ったり。今も毎週末には筑波山神社で披露されていますので、ぜひ、生でご覧になって下さい。帰りには土産物屋で「ガマの油」もどうぞ(ただし、ガマの成分は入っていません)。


そして筑波山のお土産としておすすめなのは、番組でも取り上げた「七味唐辛子」。「七色唐辛子」とも呼ばれるこの唐辛子は、筑波山独特のみかん「福来(ふくれ)みかん」の皮を使っているのが特徴です。温州みかんの皮よりも香り高く、やみつきになります。家庭ごとに味も違い、おすそ分けしては「うちのが一番おいしい」と自慢し合います。土産物屋ごとでも味が違うので、いろいろな味が楽しめます。そば、うどん、味噌汁、漬物に納豆、ほんとうに何にでもかけます。あらたな味の発見があるかもしれません。



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