秋の気配
「新日本風土記」事務局スタッフです。
びっくりです。今日は9月30日。明日は、もう10月です。早いですね~。週末になると、運動会を開催している学校を、よく目にするようになりました。最近は、5月、6月に開催する学校もあるようですが、やはり運動会の声援などをもれ聞くと、秋が来たなあという感覚になります。まさに年中行事ですね。家族そろってのお弁当、リレーでバトンを落としたこと、応援合戦で声をからしたこと・・・など、懐かしい思い出がよみがえってきます。今年もたくさんの楽しい思い出が、あちこちで作られるんでしょうね!
さて、今週金曜日の「新日本風土記」は、400年ほど前の旅の記憶。松尾芭蕉が残した「奥の細道」を手がかりに、北陸路を旅します。東北の旅を終えて、さらに進む松尾芭蕉。かつて俳人が見た世界は、いまどのように? 「奥の細道」を読んだことがない方も、十分楽しんで頂けます。ぜひ、ご覧下さい!
投稿時間:10:11 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク
山笠のあるけん 博多たい!
「博多」を担当した高橋です。
「山笠のあるけん 博多たい」
山笠の事は知らなくても、このフレーズは聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。博多の銘菓のCMに出てくる名台詞です。「博多があるから山笠があるのではなく、山笠があるから博多があるんだ!」という、博多っ子の山笠愛を表現しています。博多っ子にとって、山笠は全ての中心なんです。という事で、今回の新日本風土記では、テーマは「博多」ですが、どっぷり山笠を特集させて頂きました。
山笠の期間は7月1日~15日の2週間ですが、博多っ子は一年中、山笠モード。今の時期でも山笠気分が感じられる場所や、祭りにのめり込む男「のぼせもん」に会える場所をご紹介します。
【ポイント① 豪華絢爛な飾り山】
山笠が開幕すると、展示用の巨大な山笠「飾り山」が市内14カ所で飾られ、街が山笠一色に染まります。基本的に、山笠の期間中しか見られませんが、櫛田神社や上川端商店街では、観光客のために、飾り山を常設展示しています。高さは、およそ10メートル。豪華絢爛な飾りを作っているのは、博多人形師。山笠開幕の2ヶ月程前から、人形師は、博多人形作りをストップして山笠に没頭しています。人形師ものぼせるのが、山笠なんです。
(櫛田神社の飾り山)

(上川端の飾り山)
櫛田神社の境内には、歴史資料館があり、江戸時代の山笠を描いた金屏風や博多人形師が作った精巧なミニチュア山笠など様々な山笠の資料が展示されている他、その年の山笠の中継映像も見る事ができます。およそ770年前から今まで続く、山笠の歴史を是非、体感してみてください。
(櫛田神社の写真)
【ポイント② のぼせもんが集う店】
櫛田神社の南神門前では、番組で登場した荒牧さん夫婦が焼き餅屋を営んでいます。夫の英敏さんは、山笠における町の代表「町総代」。面倒見がいい兄貴肌で、愛嬌たっぷり。そのキャラクターから企業のポスターに登場した事もある名物のぼせもんです。(店には、法被姿の荒牧さんが女性二人に囲まれて照れ笑うポスターが貼ってあります)男達を夢中にさせる山笠の魅力とは何なのか?焼き餅を買うついでに、質問してみてください。


【ポイント③ 山笠〝専門〟店】
「年中、山笠」を体現しているのが、山笠用品専門店を営む半田昭二さん。店にあるのは、男衆の必需品、法被、締め込み、地下足袋などの他、自作の山笠ストラップなど全て山笠関連の品物。売上げの8割~9割は、山笠の期間ですが、年中営業しています。


半田さんは、20代の頃、4年間海外を放浪した中で、故郷の風習を大事に受け継ぐ暮らしに出会い、感銘を受けたそうで、その時「博多には山笠があるやん!」と思い至った事が、現在の店を開くきっかけとなったんだとか。半田さん手作りの山笠の道具を見て、触れて、博多に根付く、山笠の心を感じてみては、いかがしょうか。

投稿時間:11:00 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク
月を見上げる
「新日本風土記」事務局スタッフです。
先週は、「中秋の名月」でしたが、東京はあいにくの雨模様。残念ながらお月見はできませんでしたが、皆さまのお住まいの地域ではどうでしたでしょうか? 翌日の9日(火)は天気が良かったので、1日遅れのお月見を楽しみました。マンションの屋上にあがると、他にも何家族かお月見を楽しんでおられ、つかの間の交流も楽しめて、一石二鳥の夜でした。都会には都会なりの楽しみ方があるんですね。
さて、今週19日(金)の新日本風土記は、舞台が博多。山笠の熱気が、画面を通しても伝わってきます。やっぱり祭りはいいですね! 迫力あふれる「新日本風土記 博多」を、ぜひご覧下さい!ついでに、当日の「もういちど、日本」も、博多の話題です。博多といえば、やっぱり辛子明太子。白いごはんがどんどん進んで、ダイエットには向かないかもしれませんが、それでも食べたい! こちらも、ぜひご覧下さい!
投稿時間:11:00 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク
大阪は水の都です
『水都大阪』を担当した三木健太郎です。
皆さん大阪といえば、食い倒れの町、お笑いの町という印象が強いことでしょう…いやいや、実は大阪は水の町なんです。市内の10%が川で形成される街並みは東洋のベニスと称される程。エジプトしかり、メソポタミアしかり、文明の側には常に水がありました。大阪も同じく水と共に歩み独自の文化が育まれた街です。しかし、その濃さたるやどこにも負けていません。何せ水辺で出会った人達が粋でいなせな人ばかり。今回の取材の財産は水辺の大阪人との出会いに尽きます。是非一度、水辺から大阪を見て下さい。水辺に生きる人と触れ合って下さい。違った大阪の一面があなたを驚かせてくれるはずです
【ポイント① 中之島の水辺でまったり】
ここはフランスのシテ島か…そう思わせてくれる2本の川で囲まれた中之島。大阪市民がこよなく愛する憩いの場です。心地よい川風に吹かれながら、読書する人、犬の散歩する人、昼寝する人、中にはヨガをする人も…
川辺に目を向ければ、鳥やカメ、カニなど生き物もたくさん。緑も豊かで都会のど真ん中にいることを忘れさせてくれます。

中之島界隈には川に沿ってテラスが出ているカフェやレストランも並んでいます。そこでガールズトークに花を咲かせるも良し、デートに使うも良し、一杯やるのも良しです。どこか異国に来たような錯覚をきっと感じさせてくれるはずです。

その中之島を天満橋から眺める景色が僕のオススメ!夕暮れ、夜景、どちらもうっとりする魅力的な景色が広がり、時が過ぎるのを忘れてしまいそうになります。ちょっと癒やしが欲しいあなた…中之島の水辺でまったりしてみては?

【ポイント② なにわ八百八橋】
“なにわ八百八橋”と呼ばれた大阪の街。その橋に注目するのも一興です。橋自体が個性的で、歴史も古い。例えばなにわ三大橋の一つ難波橋。四隅にライオン像が置いてあり、ライオン橋の名で親しまれています
照明灯が水面に映る様子が水晶の輝きに似ているのが由来という説が有力な水晶橋。その美しさから多くの絵描きさんの画題に。道頓堀の戎橋も良く見るとお好み焼きに使うコテの装飾が…かつて芝居小屋が近くに並んでいた日本橋には、枡席をイメージした枡があしらわれています。

さらに通なのは、水上から橋を見ること。橋の裏側をくぐる時、船のすった跡が見えたり、陸上からじゃ見えない装飾に気付いたり…何気なく通る橋をよく見ると新たな発見があるかも。

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もう9月!
「新日本風土記」事務局スタッフです。
とうとう9月になりました。あんなに暑かった夏も、暦が進むと、ちゃんと涼やかになってきました。日本は本当に四季の国なんだなあと実感します。まだ暑さが戻ってくることもありますが、それでも毎日熱中症の注意情報が出ることはなくなりました。ようやく過ごしやすくなってきた安心感とともに、一抹の寂しさも感じるのは何故でしょうか。
さて、昨日9月1日は防災の日。地震を筆頭に、様々な自然災害に対する備えをあらためて確認する良い機会です。皆様はご家庭の防災グッズなど、ご確認されましたか? 今週の「もういちど、日本」では、自然災害から立ち上がり復興をとげた話題を放送しています。どんなに備えをしても、憂いをゼロにすることはできませんが、そこから立ち上がった人たちの物語は、希望という力を与えてくれる気がします。今週の「もういちど、日本」、ぜひご覧下さい。
「新日本風土記」は、大阪のお話。これまで、新日本風土記では、法善寺界隈、生野界隈、通天閣と新世界、などなど、様々な大阪を紹介してきました。今回は、川を通して、大阪という町を見ていきます。これが、またおもろい! 水辺の暮らし、営みにも大阪人気質が色濃く表れていて、必見ですよ。
「日めくり 奥の細道」は、9月に入って金沢へ。今週は、金沢をじっくり巡ります。こちらも、どうぞお楽しみ下さい!
投稿時間:10:09 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク