2022年02月01日 (火)「おさんぽ!みえ」志摩市のきんこ
こんにちは♪ キャスターの高橋美帆です。
1月19日(水)放送の「おさんぽ!みえ」では、
志摩市の特産品きんこを作っている方々を訪ねました。
きんこはもともと干したなまこのことで、
それに形が似ていたため、こう呼ばれるように
なったといいます。
伊勢志摩で古くから、海女さんのおやつなどとして
親しまれてきました。
きんこ作り40年のベテラン、森川まさるさんです。
志摩に嫁いできて初めてきんこを食べ、
とてもおいしかったことから、
自分でも作ってみたいと思ったそうです。
20年前には専用の加工施設を立ち上げ、
今は7人の仲間と一緒にきんこを作っています。
きんこの原料は、隼人芋(はやといも)と呼ばれる
さつまいもの一種。
中は明るいオレンジ色で、やわらかいのが特徴です。
このオレンジ色が見えるまで芋の外側をそぎ落とし、
あく抜きをします。
大きな窯で煮た後、4時間ほどかけて蒸らします。
窯から上げたら、均等な厚さに切って、天日干し。
おいしいきんこを作るためには、10日から2週間かけて
じっくり乾燥させることが大事だそうです。
森川さんたちは6年ほど前から、
芋を使ったお菓子作りにも取り組んでいます。
これまでに100種類以上のお菓子を考えたそうで、
今はそのうち20種類ほどを作っています。
さらに森川さんは、
生産者を育てるため志摩市が開いている講座で
指導にもあたり、
受け継がれてきた製法を若い世代にも伝えています。
ご協力いただいた森川さん、みなさん、
ありがとうございました!
投稿者:高橋美帆 | 投稿時間:15:02