2017年2月

【みえDE川柳】 お題:あたたまる

天 あたたまる話でペンが蝶になる/やんちゃんさん

宮村典子先生 他に、ペンがあたたまる、ペン先があたたまるという句があったが、この作品はペンが蝶(ちょう)になると表現して意表をついた。
 いい話を書きとめようとペンが弾む様子、嬉(うれ)しい話を聞いたペン(わたし)の幸せを蝶に喩えてあたたかい句になった。

 

地 書き添える朱墨厳しくあったかい/よもやま話さん

宮村典子先生 朱墨(しゅずみ)と書いて朱墨(しゅぼく)とも読む。採点や注意書きや訂正などに用いる朱色の墨のことであるが、簡単に言えば赤ペンというところだろう。句の添削場面を思い浮かべた。「全然ダメだなぁ…」と思う作品の添削ほど難しいことはない。
 何故(なぜ)なら厳しい添削愛が要るから。でも、その愛で両者があたたまるのである。

 

人 雪掘って掘って見つけたふきのとう/雪ちゃんさん

宮村典子先生 春に期待する特別の何かがあるのだろう。「掘って」の繰り返しが効果的で、春を待ち焦がれている様子がよく伝わってくる。
  気持ちが溢(あふ)れていていじらしくなるぐらい、その想いにあたたまる。

 

<入選>

あたたまるみえDE川柳きく時間/トガクシさん

鍋のふた取ったら湯気のフラダンス/いさおくんさん

あたたまる頃に彼女の降りる駅/加藤当白さん

焚き火から焚き火に走る通学路/福村まことさん

手作りの座布団並ぶ無人駅/だじゃれまんさん

感動のページで栞あたたまる/海峡ちどりさん

二世帯の理想はスープさめる距離/よしじろうさん

孫書いた「平和」の二字にあたたまる/E子さん

あたたかい便座日本は平和だな/うぐいす餅さん

どっぷりと肩までつかる天下り/さだえばあちゃんさん

 

宮村典子先生 宮村典子先生

 402句を1句ずつ読ませていただく選句の時間が嬉しい。言い得て妙な句、深く頷(うなず)く時事句、感情の籠った句に注目しました。母の愛にあたたまる、孫の可愛(かわい)さにあたたまる、仕舞(しま)い風呂にあたたまる……という句が多くありましたが、それで、どう思ったか、どう感じたか、もう一歩、気持ちの深いところを詠むという苦労が足りなかったかな…という気がしました。苦労は実る……は川柳にも言えると思います。どんどん挑戦してください。

投稿者:みえ~るくん | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


東紀州発!ウツボの干物作り【中村信博】

今月の街角散歩は、紀北町からウツボの干物作りの様子をお伝えしました。

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皆さん、ウツボって食べたことあります?

高知県や三重県南部をはじめ、全国的にも限られた地域でしか食べないそうです。

地元では、バター炒めや唐揚げが定番で、ビールによく合います。

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このウツボ、海のギャングと呼ばれるほど凶暴で、噛まれると大ケガ…。

三重県でも数少ないウツボをさばける干物職人が、脇竜至(わき・りゅうじ)さんです。

体長1mほどのウツボを、わずか1分で背開きに。熟練の技が光ります。

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開くと、斑模様の外見からは想像もできない、綺麗な白い身が現れました。

中でも、ウツボの旨みが最も凝縮されているのは、皮と身の間の脂身。

ゼラチン質でお肌に良いとされるコラーゲンもたっぷりなんです。

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美味しい干物に仕上げる最大のポイントは、タワシで皮の滑りを取ること。

体から大量に出てくるウツボの滑りには、独特の臭みがあるからです。

そして塩水に1時間ほど漬けて、天日で干すこと半日。美味しい干物が完成します。

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放送では、紀北町役場の皆さんにバター炒めを調理していただきました。

バターと塩コショウで炒めるだけのお手軽料理。皮はカリッとしていて、身はもっちり。

臭みやクセはなく、脇さんの苦労の賜物。バター風味でとっても美味しかったです。

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ウツボはこの時期、脂が乗って1番美味しいので、ぜひ1度晩酌のお供に!

放送終了後に皆さんと記念撮影。

本当にありがとうございました。

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投稿者:中村信博 | 投稿時間:19:27 | 中村信博 |  コメント(1) | 固定リンク


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