2016年8月

【みえDE川柳】 お題:勝負

天 負けた日の夕陽なかなか沈まない/福村まことさん

宮村典子先生 作者は何かの勝負に負けたらしい。何に負けたのかは読者の想像に任せながら、とにかく今日みたいな不愉快な日は早く終わってほしいと思っているのである。ところが悔しいことに今日の夕陽はなかなか沈まない。そのことに苛立(いらだ)ちを感じながらも、なんとなく切ない、やるせない気持ちで、ずっと沈まない夕陽を眺め、感傷的になっている作者の姿が浮かんでくる。が、この夕陽は作者の心象風景だろう。心理描写が見事。

 

地 型くずれしたまま勝負するプリン/カミナリ雲さん

宮村典子先生 着想がとてもユニーク。味に自信があるから少々型崩れしていても大丈夫というプリンに、人間を重ねてみよう。困難に負けそうになり、よろよろになりながらも人生をあきらめないのは自分を信じることが出来る人。何よりも大事なのは、どんな時(とき)にもチャレンジ精神を持つということだろう。中身で勝負するというプリン(人間)の潔い姿勢に共感。

 

人 負け方も試されている名勝負/アラレさん

宮村典子先生 名勝負とはその時(とき)を輝く者同士の戦いであると思う。全力で戦い、悔いなく負けることこそ敗者の美学である。真剣な負け姿を生む戦いこそが「名勝負」として万人の心に残るのである。力を抜いた戦いから名勝負は生まれない。名勝負とは、実力者のみに課せられた負け方への挑戦かも。

 

<入選>

朝食時会話が弾む金メダル/さだえばあちゃんさん

母校勝ち長期休暇を願い出る/うさぎ物語さん

いざ勝負根性込めて緩い球/デコやんさん

まだ行けるまだ行けそうだ勝負する/E子さん

カツ丼を食べても勝てぬ力の差/磨育さん

誰よりも遠くへ飛ばす梅の種/比呂ちゃんさん

ブランドに負けるなポチは芸達者/西井茜雲さん

青竹を踏んで敬老会に行く/喜屋武白雨さん

言い勝ってみたがだんだん苦い酒/なごみさん

引出しの数が勝負を分けました/森野水車さん

 

宮村典子先生 宮村典子先生

 今年の八月は、リオオリンピックで盛り上がりました。課題も「勝負」で、オリンピック関係の時事句が多いことを予想していたのですが、意外に少なくて残念でした。「勝負」からの発想は、勝負服が一番多く、囲碁、将棋、腕相撲と続きましたが、いずれも平凡に流れてしまいました。意外な勝負服もありましたが推敲(すいこう)不足の感があり惜しいところ。誰もが考えることだけど、案外誰もが書いていないような「勝負」を入選にしました。川柳を楽しむには、まず日常生活を楽しむことです。そして心を動かすことです。心(気持ち)が固まっていると想いが書けませんからね。いっぱい書いて、それらを一句に纏(まと)めるのも良いでしよう。

投稿者:みえ~るくん | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


着任のご挨拶

この度、8月1日に着任しました。
入局5年目、中村信博(なかむら・のぶひろ)です。
東海地方で生活するのは生まれて初めて、
着任早々、三重県の美味しい食べ物を堪能しています。
転入に伴う手続きで、免許センターや銀行へ伺った際には、
窓口の方がとても親切で、地元の方々の優しさに感動しました。

のどかな町並みは、生まれ育った高松に似ていて、
良いところに来たなとつくづく感じています。

前任地は高知県、主に中継やリポートを担当してきました。
思い出に残っている仕事は、
全国一の暑さ41度を記録した四万十市からの中継や、

台風の目が上陸した室戸岬からの中継です。
どちらも全国放送でしたので、もしかすると、
三重県の皆さまにもご覧いただけたかもしれません。

学生時代は、野球に熱中していました。
甲子園を目指した元高校球児でもあります。
アナウンサーとなった今、地元の高校球児を取材したり、
甲子園をかけた地方大会の実況を担当したり、
大好きな野球と関わる仕事ができて幸せを感じています。
三重県にも強豪校が多いので、各校を巡って、
監督や選手の皆さんから多くを学びたいと思っています。

直近の仕事では、天皇杯の代表を決める、
三重県サッカー選手権大会の実況を務めます。
放送は、Eテレサブチャンネル3で、
8月20日(土)午後2時から中継でお伝えします。
選手たちの熱い戦い、ぜひご覧ください。

三重県の皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。

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投稿者:中村信博 | 投稿時間:11:09 | 中村信博 |  コメント(2) | 固定リンク


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