2016年4月

【みえDE川柳】 お題:光

天 新しい翼が光るまで仮眠/久実さん

宮村典子先生 新しい翼をつけて飛ぶ用意は十分できている。しかし、どんなこともすぐにはうまくいかないはず。この「仮眠」というのは、「ゆっくり着実に力を蓄える準備期間」ということだろう。慌てはしないが必ず翼を光らせる…という余裕の信念を感じる。

 

地 光るからちやほやされているホタル/アンドブルーさん

宮村典子先生 ホタルは人間(擬人化)。光らないホタル(人間)というか、光れないホタル(人間)のことを考えた。美人だから、仕事ができるからということで、ちやほやされている間はいいが、いつかはそれも終わる。でも、そのことを知っている人は、今を光るちやほやを喜んでもいいのではないだろうか…。光るホタル(人間)を斜めにみている様子もうかがえる。

 

人 遺伝子がピアノを前にして光る/七転び八転びさん

宮村典子先生 ピアノを弾くのが特別上手な家系を思い浮かべる。もしかしたら、親族のどなたかがピアニストかも。課題「光」をイメージした時の実感を、遺伝子が光ると表現してピタリと決まった。中七から下五へのつなぎ方がうまい。

 

<入選>

みえせんに出会って日々が光り出し/高年Aさん

褒めことば若い力を光らせる/しょうたろうさん

一言(ひとこと)が光って部下がついてくる/金子鋭一さん

核を抱き光育むアコヤ貝/丸子さん

上履きに書いた名前が光る春/汐海岬さん

光りますとても小さな石ですが/つくしんぼさん

ただひとり君の光であればいい/あーさままさん

光ってた過去は語らぬ紙オムツ/風間なごみさん

未来図を描く卒寿の輝く目/正司さん

追い越しは致しませんと言う光/デコやんさん

 

宮村典子先生 宮村典子先生

4月にふさわしい課題であり、作りやすさもあったのか390句の投句をいただきました。選に当たっては「光」から「光り」「光る」まで幅広く採りました。ピカピカの一年生、ピカピカのランドセル、頭が光るなどの句が多くありましたが安易な発想では入選に遠くなってしまいます。また、作りすぎた句、難解すぎる句や、うまいけれどどこかで見たような聞いたような句も苦戦します。
いつも言っていますが、課題のイメージを広げてください。すると、自分だけが作れる、オリジナルな句が生まれます。
自分の言葉で深い思い(わかりやすくて意味のある句)を書きましょう。もっともっと、みえDE川柳を楽しんでくださいね。

投稿者:みえ~るくん | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


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