2021年1月

【みえDE川柳】 お題:煮る

天 嫁が来て雑煮が変わるお正月/市川勲さん

丹川修先生 お雑煮は地方によって具材から味付け、餅の形まで様々である。まさしく郷土料理である。新しくお嫁さんが来て、初めてのお正月に、お嫁さんは実家の母から教わった雑煮を作り、家族そろって新年を祝し、にぎやかに食している。今までの雑煮とは違った雑煮に、会話も弾み、明るいお正月を迎えられたに違いない。コロナ禍のなかにあってちょっと羨ましいご家族である。「雑煮が変わる」というところへの着眼点が素晴らしい句。

 

地 口癖も煮物の味も母に似る/やんちゃんさん

丹川修先生 お煮しめも、その家々で伝統的な味付けがある。その味付けをお姑(しゅうとめ)さんからお嫁さんへ、母親から娘へと代々受け継がれていく。それどころか口癖まで母親に似てきて、すっかりその家の人になり切ったお嫁さん。ややもすると薄れつつある日本の家族制度の中で、楽しく明るいなかに、少し、しみじみしたものも漂っているように思われる。

 

人 生煮えで届きどうするプロポーズ/金子鋭一さん

丹川修先生 しっかりとまだ気持ちが固まっていない時に、思いがけず受けたプロポーズ。嬉(うれ)しくもあるが、ちょっと困った作者の様子が見え隠れする。なんとも面白い句である。気持ちの整理が付いていない状況を「生煮え」と表現したところが良い。
 これから、きっとお二人でたっぷりと煮込んで味のあるカップルになられることだろう。

 

<入選>

煮詰まって味が濃くなる立ち話/草かんむりさん

煮崩れたビーフシチューの妥協案/あそかさん

小包に母は煮物のメモも入れ/花キャベツさん

失恋の傷も煮込めば飲みこめる/汐海 岬さん

焦げつかぬように煮詰める話し合い/まゆゆさん

煮るうちに消えてしまった嫉妬心/富田さよ子さん

バージョンアップして煮えてくる噂/昭和青年さん

煮込まれておんなじ顔になるおでん/水たまりさん

煮崩れる前に本音を言っておく/橙葉さん

煮え切らぬ話ひと手間かけてます/久実さん

 

丹川修先生 丹川修先生

 今回のお題「煮る」は、思ったより広がりの少ないお題であったようです。それを物語るように、「豆」、「おでん」、「煮物」を句材にした作品が多くみられました。加えて、その句意もよく似たものが、多くみられました。その中でも独自性の強いものを入選とさせて頂きました。また、「煮ても焼いても食えぬ」という慣用的な言葉をそのまま引用した句も少なからずありました。たった17音のうち10音も使ってしまうと、随分もったいないですね。やはり自分自身の言葉で綴ってみたいものです。そして、よく言われることですが、他人の目線とは違った目線を持つことが、川柳作りには、不可欠です。多数のご投句ありがとうございました。

投稿者:NHK津放送局 | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


おさんぽ!みえ「いなべっこ」

今回の「おさんぽ!みえ」は、

いなべ市にある直売所「いなべっこ」にお邪魔しました♪

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店内を回っていると、あるものを発見・・!

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これらは、いなべっこで働く

「食育ソムリエ」が考案しているレシピ。

旬の農産物を使った料理を毎月15種類ほど紹介しています。

手早くできて、繰り返し作りたいと思ってもらえるよう心がけて

書いているというレシピ★

夕飯の参考にする方も多いそうですよ。

今月からは新たに「いちご」を使ったレシピも加わりました。

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というのも、いなべっこには

これからいちごがたくさん並ぶんです★

毎日出荷しているという農家を訪ねました。

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観光農園も営む齋藤和則さん。

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7年前までエンジニアとして働いていましたが

直接お客さんの笑顔を見られる仕事がしたいと

いちご農家に転身したそうです。

齋藤さんのモットーは、

「お客さんの笑顔はわたしの笑顔」。

お客さんに喜んでもらうため、

少しでも粒の大きないちごを作りたいと奮闘中★

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わたしも「紅ほっぺ」をいただきましたが、

とても甘くて幸せな気持ちになりました。

齋藤さんの作ったイチゴは

6月ごろまで店頭に並ぶそうです。

いなべっこのレシピで、旬の食材を楽しんでみてはいかがですか?

投稿者:足立明里 | 投稿時間:11:25 | 足立明里 |   | 固定リンク


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