2019年8月

【みえDE川柳】 お題:踊る

天 蟻の子の小さな嘘に踊る象/夜半亭あぶらー虫さん

宮村典子先生 立派な肩書を持ち、高い地位にあるが故に真実を見過ごしてしまう人間を象に喩(たと)え、弱い立場でつい嘘(うそ)をついてしまう人間を蟻(あり)の子に喩えて、人間社会を痛烈な視点で詠んでいる。力持ちになると気付かないうちに驕(おご)りが始まるのも人間の性(さが)かもしれない。しかし、気付かないところから崩れだすこともある。心細く生きると正義を見失ってしまうかもしれない。句は、比喩を効かして、他のどのような場面にもあり得る人間の姿を映す。

 

地 踊りたくなったら一人でも踊る/アラレさん

宮村典子先生 あれこれと忠告してくれたり、誘ってくれたり、うっとうしいほど世話をしてくれる人がいる。そんな人には「気にかけていただいて有難(ありがた)いですが、ほっといてください」と言いたくなる。が、普通はなかなか言えないものである。
 相手は、善意の押し売りをしているとは思っていないのだから。作者は、「本当にやりたいことは一人でもやる」という芯の強さで自分を守りながら、誰とでも楽しく踊って(行動して)いる気がする。共鳴したい。

 

人 終わらないこの世は仮面舞踏会/かぐや姫さん

宮村典子先生 生きることの難しさへの溜息(ためいき)。人の目を気にしないで、素のままの自分で生きたい……、言いたいことを言い、やりたいことをやって生きてみたい……という思いは誰にもあるが、何より「人間らしく生きる」という自制心を尊ぶ私たちは、無意識の意識で「らしく」を演じているのかも。「我慢」という仮面をつけて、この世の限りを懸命に生きていくしかないのだろうか。なんだか切ない。

 

<入選>

遅刻まで5分前髪踊りだす/汐海 岬さん

フラダンスシニアの笑顔べっぴんに/つれづれさん

ラブレターゴシック体も踊ってる/ゆみさん

白亜紀の恐竜踊る孫の絵で/スイッチさん

マドンナが来ると宴会踊りだす/ほのぼのさん

マネキンもガラスの靴で踊る夢/福村まことさん

踊るまでずっと拍手をし続ける/まゆゆさん

盆踊り炭坑節は外せない/葉ざくらさん

北斎の波にサーファー踊り出す/颯爽さん

イヤホンをつけて静かな盆踊り/さだえばあちゃんさん

 

宮村典子先生 宮村典子先生

  「踊る」というお題に対して、動作的(行動)な踊りや、心理的な踊りを寄せていただきましたが、もう一工夫欲しいなという作品が多かったですね。 そのままを書いてしまうと味が足りません。川柳にも調味料が必要なのです。料理と同じですね。調味料の匙(さじ)加減で、不味(まず)かったり美味(おい)しかったり。自分だけの味(オリジナル)を出すために、自分だけの川柳調味料(好奇心)を探ってみてください。天・地・人はとてもいい味が出ています。

投稿者:みえ~るくん | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


【旬食!みえ】 モロヘイヤのとろとろグラタン

料理監修:三重調理専門学校

モロヘイヤのとろとろグラタン

<材料4人分>
モロヘイヤ 2袋
鶏もも肉 200グラム
マカロニ 40グラム
エリンギ 1本
玉ねぎ 2分の1
ベーコン 2枚
バター 15グラム
コンソメ 大さじ1
塩 小さじ1
生クリーム 200ミリリットル
ピザ用チーズ 50グラム
塩コショウ 少々

<作り方>
①モロヘイヤの茎の硬い部分を切り落とす
②塩を入れたお湯でモロヘイヤを2・3分茹でて、氷水にさらす
③その後、モロヘイヤを1センチ程度に切って包丁でたたく。
★刺激を与えるとモロヘイヤの粘り気が強くなり、グラタンのとろみを作り出してくれる★
④具材のエリンギとベーコンを短冊切り、玉ねぎを薄切りにする
⑤フライパンでバターを溶かしたあと、塩コショウで下味をつけた鶏もも肉を表面に焼き色がつくまで炒める
⑥④の具材もフライパンに加えて炒める
⑦玉ねぎが透明になってきたら、③のモロヘイヤ・茹でたマカロニ・生クリーム・塩とコンソメ入れて軽く混ぜる
⑧⑦を耐熱皿に移し、ピザ用チーズを上に乗せる
⑨180度のオーブンでおよそ15分・・完成★

投稿者:みえ~るくん | 投稿時間:12:00 | 旬食みえ レシピ集 |   | 固定リンク


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