【Q&A】CAVI検査・ABI検査とは?動脈硬化の有無や程度を知る方法

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番組で動脈硬化の検査として頸(けい)動脈エコー検査などが紹介されていました。CAVI検査やABI検査は、動脈硬化の有無や程度を知るという意味では、頸動脈エコー検査には及びませんか?(46歳 男性)

専門家による回答

頸動脈エコー検査は、動脈硬化の有無や程度を知るのに適しています。頸動脈のプラークが画像で直接観察でき、それが冠動脈など全身の血管の状態を反映すると考えられるからです。
これに対し、CAVIは全身の血管が硬くなっているかなど、いわゆる「血管年齢」がわかる検査です。ABIは脚の動脈が詰まっていないかを調べる検査です。
この2つは、頸動脈エコーと違ってプラークを直接観察する検査ではありませんが、動脈硬化の状態を推測することはできます。いずれの検査にも特長があり、患者さん個々の必要に応じて選択されます。

(2019年12月2日(月)〜5日(木)放送関連)

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