Q&A 骨の病気

目次

骨の病気のよくあるご質問
全身性エリテマトーデスがある場合
踵骨棘の治療は?
側弯(そくわん)症の症状は?
圧迫骨折で薬は続けなければならないか?
強直性脊椎骨増殖症と診断された

骨の病気のよくあるご質問

全身性エリテマトーデスがある場合

全身性エリテマトーデスがあり、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症と股関節インピンジメント症候群と左変形性関節症で手術しましたが、痛みやしびれがまだ強いです。他に右肩関節、ひじ関節、右手人差し指が痛く、ばね指・背中の痛み・太ももの痛みなど、全身に痛みがあります。
最近は、朝に手足のむくみが出ます。痛みは解消できないでしょうか?(61歳男性)
全身性エリテマトーデスでも関節の痛みはきたしますし、朝の手足のむくみもきたすことがありますが、この方のように脊柱管狭窄症や変形性股関節症などを合併しておられたら、腰背部痛や太ももの痛みなども生じてもおかしくはないことになります。
また、手術後に痛みやしびれが続くこともまれではありません。この方の痛みの原因の特定は困難かも知れませんが、最近は従来の非ステロイド性抗炎症薬以外にも、種々の痛みやしびれの薬が使用できるようになっていますので、主治医とよく相談して治療を続けください。

踵骨棘の治療は?

踵骨棘(しょうこつきょく)だと診断されました。朝起きた時が、特に痛みます。どのような病気なのでしょうか。治療の方法はありますか?(57歳男性)
踵骨棘は足底腱膜炎とも言われ、足底腱膜の踵骨(しょうこつ)付着部の変性によって痛みを生じ、この方のように朝起きたときの歩き始めの1歩目の痛みが特徴的です。ストレッチにより腱膜を伸ばす(足先を上にそらすなど)ことが重要で、非ステロイド性抗炎症薬の使用や靴の踵(かかと)部分にクッションのついたパットを入れるなどの治療が有効です。

側弯(そくわん)症の症状は?

側弯症なのですが、側弯症からくる体に対する負担はどのようなものがありますか?胃痛とか食道が痛いとか、今後、起こる合併症とか症状が知りたいのです。(48歳女性)
側弯症には乳幼児期から思春期に発症する特発性側弯症と中年以降に発見される変性側弯症があります。自覚症状としては、一般的に腰背部痛や疲れやすいなどの症状が出ることがあり、特に変性側弯症では、椎間板の変性や脊柱管狭窄(きょうさく)症などを合併することから、下肢の痛みやしびれを生じることもあります。
ただ、この方のおっしゃっておられる胃や食道の痛みを生じることはあまりありません。重度の側弯症で問題となるのは心肺機能が中心で、主に運動などでの息切れなどです。

圧迫骨折で薬は続けなければならないか?

背骨(胸椎12番・腰椎1番・腰椎2)の3か所を圧迫骨折しました。テリパラチド製剤の4回目の投与です。圧迫骨折が完治しても続けなければいけないでしょうか?
2年以上投与できないそうですので、将来のために期間を残しておきたいのですが、始めたら続けなければ効果が得られないのでしょうか?(63歳女性)
複数の脊椎圧迫骨折を生じた場合には、さらなる骨折の危険性が非常に高いことになります。このような場合には現在の圧迫骨折部位の治療のみでなく、さらなる骨折の連鎖を断つためにも、骨粗しょう症の治療は継続すべきです。
一方で、テリパラチド製剤は一生の間に2年までしか使用できません。圧迫骨折が治るまでテリパラチド製剤を使用し、その後はビスホスホネートやデノスマブといった薬で治療を継続するといった方法がよろしいかと考えます。

強直性脊椎骨増殖症と診断された

体を動かすと息が詰まるような痛みが瞬間的に生じます。頻繁に痛みが起こることもありますが、日によって症状は違います。「強直(きょうちょく)性脊椎骨増殖症“ASH”」と診断されました。日常生活の注意や病気の進行についてお教えください。(75歳男性)
背骨の前の靭帯(じんたい)の骨化により発症する病態で、他の骨・靭帯にもトゲのような骨ができてしまう骨棘(こつきょく)形成があらわれます。適度な運動(できる範囲でのラジオ体操など)を、痛みが出ない範囲で続けることで、進行を防ぐことができます。
また、痛みに対しては、基本的に非ステロイド性抗炎症薬を使用するのがよいと考えます。
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