Q&A 緑内障

目次

2017年10月10日(火)放送へのご質問
ネットでいろんな情報を見ると不安になります
正常眼圧は少し高くても大丈夫?
2016年8月30日(火)放送へのご質問
眼圧が下がらない
緑内障は遺伝するか?
緑内障と他の薬の関係は?
乳頭陥凹[かんおう]では目薬は必要か?
妊娠と緑内障
緑内障は予防できるか?

2017年10月10日(火)放送へのご質問

ネットでいろんな情報を見ると不安になります

緑内障と診断されて2年たちます。早期であり、視野が欠けている部分が勾玉(まがたま)のような形です。主治医の先生からは、目薬をきちんと毎日さして定期検診をしていれば、普通に生活していても大丈夫とのこと。
しかし、本やインターネットでいろいろ調べていると不安に思う事もあります。
うつ伏せで寝ると眼圧が高くなりますが、仰向けや横向きに寝た方がいいのでしょうか?また、お茶やコーヒーを飲むと眼圧が高くなるのでしょうか?ブルーライトは緑内障を引き起こす原因とも聞きますが、日頃からブルーライトカットの眼鏡をかけた方がいいのでしょうか?(44歳 女性)
ネットの情報に惑わされないように気をつけましょう。中には想像やうわさのような情報、私たちからするとまったくの間違い、勘違いと言わざるをえないような情報がまことしやかに説明されていることさえあります。
ご質問の方はすでに眼科に受診され、治療されているようです。主治医の先生のご助言をお聞きになればよいと思います.主治医の先生が最もあなたの眼の状態、治療の経過を知っておられます。

正常眼圧は少し高くても大丈夫?

番組の中で、正常眼圧10~20とのことでしたが、診察時に眼圧検査を受けると
21でも心配ないと言われました。眼圧1上昇は、それほど心配ない範囲なのでしょうか?(41歳 女性)
正常眼圧はいわゆる一般の方の眼圧を測定し、統計学の方法で全体の約95%の範囲を決めただけの数字です。番組でも述べたとおり、日本人には正常眼圧緑内障が多く、正常眼圧なら正常というわけではありませんし、逆に眼圧が高いから必ず緑内障というわけではありません。眼圧は血圧と同様に変動しています。
1日の中でも上がり下がりがありますし、季節によっても変化します。1mmHgの眼圧をそれほど神経質に考える必要はありません。ただし、眼圧が高いということは、将来、緑内障になるリスクがあるということにはなります。定期的な眼科での診察を継続することをお勧めします。

2016年8月30日(火)放送へのご質問

眼圧が下がらない

3年前に緑内障と診断されました。点眼薬を何種類も変えて眼圧を下げようとしていますが、いまだに下がりません。また、副作用が強く、充血・ドライアイ・まぶたが荒れるなどの症状が出て、継続困難になった薬もあります。失明だけは避けたいのですが、今後どのようにしたらよいでしょうか。かかりつけの眼科医は手術に対して否定的です。(45歳 女性)
点眼薬が合わず副作用も出て眼圧下降効果が不十分であれば、手術を検討する必要があると考えますが、手術が勧められない理由もあるのかも知れません。ご心配であれば他の先生にもご相談するのも手です。

緑内障は遺伝するか?

現在私の母が緑内障の治療中です。そして数年前に亡くなった母方の祖母も緑内障でした。緑内障は遺伝と関係があるのでしょうか?(38歳 女性)
遺伝的な素因は研究されていますが、遺伝形式も様々で、一つの遺伝子だけが関係するわけでもありません。念のため、眼科受診しておくと安心だと思います。

緑内障と他の薬の関係は?

40歳を過ぎて老眼が始まり、緑内障にもかかり不安でいっぱいです。市販されている風邪薬や目薬等の説明書を見ると、緑内障は禁忌と記されていることがあります。服用しても良い薬と服用してはいけない薬を教えてください。また、アトピー性皮膚炎もあり、顔面にステロイドを塗っていますが、こちらは大丈夫でしょうか?(41歳 女性)
まず、緑内障でもいろいろなタイプがあり、その一部だけが風邪薬などのいろいろな薬剤の使用禁忌です。担当医に大丈夫なタイプかどうかをご相談ください。またステロイドの使用により眼圧が上がる人がいますが、眼科にかかって眼圧を測っていれば問題ありません。しっかり担当の先生にご相談ください。

乳頭陥凹[かんおう]では目薬は必要か?

2年前から毎年健康診断で「乳頭陥凹」と診断され、眼科で年に1回検査を受けています。
「眼圧その他も正常」との事で、特に目薬の処方はなく、毎回「様子をみましょう」との診断なのですが、今回番組を拝見した所、「緑内障では正常眼圧でも目薬をさした方がよい」との内容を聞き、私の様な「乳頭陥凹」の場合は、どうなのか疑問に感じ、質問いたしました。乳頭陥凹の場合、目薬は不要なのでしょうか?それともさした方が良いのでしょうか?(46歳 男性)
緑内障との診断になれば治療が必要ですが、乳頭陥凹だけで緑内障ではなければご心配いりません。乳頭陥凹がある正常な目の人もたくさんいらっしゃいます。きちんと視野検査などを行って緑内障でないならば、治療は不要です。ただし、将来、緑内障になる危険性は皆あるわけですから、毎年検診を受けておくと安心です。

妊娠と緑内障

8年前に正常眼圧緑内障と診断され、これまで点眼薬のトラボプロストで眼圧コントロールしてきました。(眼圧12~14の間で推移)去年10月に出産しましたが、妊娠中から眼科医の指示で点眼薬の使用を中止しています。現在授乳中ですが、離乳食も1日3回食になり、授乳は1日3回、各100mL未満の量となっています。眼科の先生は薬の説明書どおり、授乳中も点眼を中止したほうがよいとおっしゃいますが、産婦人科の先生は、母乳に移行はしても1日1回の点眼であれば問題ないとおっしゃいます。私としては、点眼を再開して眼圧コントロールをしたまま、もうしばらく授乳も続けたいと考えているのですが、いかがでしょうか。(薬なしでの眼圧は14です)
薬剤師の方によると、妊娠・授乳中の点眼薬の長期使用についてはあまり臨床例がなく、医師(受診科)によっても認識が異なるため、ぜひ最新の知見をお伺いできれば大変幸いです。(37歳 女性)
トラボプロスト系のプロスタグランジン関連薬は1日1回で、点眼後の血液中の移行も極めて微量ですし、血液中での半減期(半分になるまでの時間)も15分ぐらいとされています。従って母乳に移行は殆どなく問題ないと考えます。一方、妊娠中、特に初期に使用して良いかは、全くエビデンスがないので中止しておく方が安心です。

緑内障は予防できるか?

緑内障を発症したら点眼やレーザーや手術で対処することは理解しましたが、いわゆる予防というか「ならないように事前に気をつけると良いこと」はないのでしょうか?ならない人はならないし、運悪くなってしまった人は対症療法をとるまで、という次元のものでしょうか。あらかじめ避けられるものなら避けたいと思うのですが。(51歳 男性)
よく聞かれますが、予防方法はありません。ただステロイドの点眼、内服、外用の長期使用で眼圧が上がる人がいます。ステロイド長期使用で眼科にかかっていないのであれば、是非一度眼科受診をお勧めします。

関連する病気の記事一覧

きょうの健康

病気や健康に関する質問を募集!

最近放送したテーマに関する質問を募集しています。
現在、募集中のテーマは「質問を送る」ページでご確認ください。
※各テーマの募集期間は約2週間とし、予告なく終了いたします
※すべてのご質問にお答えできるわけではありませんので、ご了承ください